バルセロナのチャビ・エルナンデス監督は、ラ・リーガ第21節レアル・マドリード対アルメリア(3-2)にまつわるレフェリング騒動について、これ以上言及することを嫌っている。
レアル・マドリード対アルメリアでは、マドリーのPKとなったアルメリア側のハンド、アルメリアのゴール取り消し、ゴールが認められたヴィニシウスの肩か腕でのシュートと、VARが介入してマドリーが利益を得た三つの判定が騒動となった。
チャビ監督はこの件を受けて「私たちが今季のラ・リーガで優勝するのは難しいだろう。私はヘタフェ戦でもそう言ったはずだよ。私は受け入れられないことを目にしてきた。私たちは勝ち続けなければいけないが、コントロールできないこともある。今日は、誰もがそのことを目にしたはずだ」と、レアル・マドリード贔屓の判定が存在することを示唆。対してレアル・マドリードの公式テレビチャンネル『レアル・マドリードTV』は「バルサ監督の判定批判はクラシコ惨敗の煙幕を張りたいだけ。レフェリングの疑惑があるのは彼が選手として出場した600試合の方だ」と反論していた。
そして23日、コパ・デル・レイ準々決勝アスレティック・ビルバオ戦の前日会見に出席したチャビ監督は、再びこの騒動についての意見を求められたが、「フットボールに集中したい」とさらなる言及を拒否している。
「礼儀として君たち(報道陣)に返答する。君たちが質問しなければ、私が話すことはないんだがね。あのときは話すべきタイミングだったと思ったし、私にはああした感覚があったということだ。しかし騒動を大きくすることは望んでいない。君たちはその場面について見聞きしたはずだし、何が起きたのかを分析してくれればいいさ。私はそのことに集中したくはない。私はフットボールに集中したいんだ」
「私は審判の誠実さを信じている。が、彼らの受ける重圧については好んでいない。これ以上は何も言わないよ。もう質問はしないでくれ。私はその騒動にはいない。騒動は試合から起こったもので、私はただ意見を言っただけだ」
「『レアル・マドリーTV』について? 私はいつだってレアル・マドリーに敬意を払ってきた。もしそうできなかったのならば謝るよ。私はいがみ合うを好まない人間だ。そうしたVTRやミームについても敬意を払うし……ユーモアだと思って受け止めるよ」
「私はプレーについて話すことを望む。どうやって相手の背後やスペースを突くかを話したいんだ。審判に関することは連盟に聞いてくれ。君たちはもう、私の意見を知っているはずだ。私はメディアをコントロールしていない。ほかはそうなのかもしれないが、私にメディアの世界の友人はいないんだ。私はフットボールに、選手たちのモチベーションを上げることに注力している」
「君たちが聞くから私の意見を口にした。しかし、私は騒動を望んではいないんだよ」
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