バルセロナは4日にラ・リーガ第12節、敵地レアレ・アレナでのレアル・ソシエダ戦に臨む。その前日会見に出席したチャビ・エルナンデス監督は、バルセロナの下部組織出身で、ソシエダで本格的なブレイクを果たしたMF久保建英について触れている。
公式戦13試合で5得点3アシストを記録し、何より圧倒的な技術にスピードとプレーの衝撃度が凄まじい今季の久保。ソシエダ戦を前にした会見で、チャビ監督もこの日本人MFについて触れないわけにはいかなかった。
スペイン・フットボールの生ける伝説は、久保が最大限警戒すべき相手との見解を示している。
「私にとって彼は、レアル・ソシエダで最たる違いを生み出している選手の一人だ。現在、並外れた時期を過ごしているし、私たちは彼を封じ込めなくてはならない。常に守備でサポートを欠かさずにね。彼は非常にレベルの高い選手だ」
バルセロナの下部組織に4年間(2011〜2015年)所属した久保だが、同クラブが18歳未満の選手獲得・登録に関する規定に違反したとして、FIFAから処分を受けたことをきっかけに日本に帰国。日本でFC東京、横浜F・マリノスでプレーした同選手は18歳となった2019年にスペインに戻るが、バルセロナではなくレアル・マドリードに加入した。
久保がバルセロナの宿敵レアル・マドリードに加入した理由は、バルセロナがトップチームに昇格させることを見越したプランなどを提示せず、レアル・マドリードの方がプラン的にも年俸的にも信頼できるものだったためとされる。
チャビ監督はジョゼップ・マリア・バルトメウ氏が会長だった当時のバルセロナが、なぜクラブ復帰を希望していたとされる久保を獲り逃したのか、その理由について問われて次のように返答した。
「私はその当時、このクラブにはいなかった。どういった状況だったのか、正確には分からないよ。そうした状況があったということだろう」
「私たちがバルサのレベルにはないと思った選手たちが、このクラブの外でブレイクすることだってある。だが、彼のレベルは非常に高いよ。彼に何が起こったのか、私は正確なことを知らないがね」
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