バルセロナのチャビ・エルナンデス監督がパリ・サンジェルマン(PSG)移籍目前となっているFWウスマン・デンベレについて語った。
1日にミランとのプレシーズンマッチに臨み、FWアンス・ファティのゴールで1-0の勝利を飾ったバルセロナ。チャビ・エルナンデス監督はその試合で、PSG移籍が間近に迫っているデンベレを招集外としたが、試合後会見でフランス代表FWが退団することを認めて、「失望している」と辛い胸の内を明かしている。
「失望している。バルサがPSGのオファーに競えるわけがない。状況を逆転させようとしたが、彼にはもうナセル(・アル=ケライフィPSG会長)、ルイス・エンリケ(PSG監督)と話をしており、後戻りはできないと言われた。それが市場の掟というものだ」
「彼が提示されたオファーの内容は、私たちにはまったく手が届かないものだ。現状、私たちにPSGと競う術がない。ただ彼の幸運を祈るだけだ」
「経緯はシンプルだ。彼はPSGのオファーを手に持って私のもとにやってきた。退団したい、ルイス・エンリケ、ナセルとはもう話した、と……。理由を聞いたが、彼は答えなかった。個人的な事情なのだと思っている。失望しているか? ああ。重要なのは、彼がはっきりと意思を示したことだ。幸運を祈っているよ」
デンベレとバルセロナの契約解除金は7月までは5000万ユーロで、8月から1億ユーロに引き上げられるはずだった。だが7月31日までに移籍の意思を示していれば5000万ユーロままとなり、加えて他クラブが同額を支払った場合2500万ユーロずつ折半する契約をバルセロナと結んでいたという。
「デンベレの契約内容については分かっていた。こういったことが起こる可能性があることは知っていたんだ。それでも彼がここで幸せなのだと感じていたし、本当に退団するとは思っていなかった。これが移籍市場というものなんだよ」
「バルサにいることを望まない選手は、行かせればいいさ」
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