20日のラ・リーガ第2節、バルセロナはホームスタジアムのモンジュイックにカディスを迎える。この試合を前に会見に出席したチャビ・エルナンデス監督は、モンジュイックでの公式戦初戦に向けて意気込みを表している。
本拠地カンプ・ノウの全面改修工事がスタートしたため、エスパニョールの元本拠地でもあるオリンピック・スタジアム、通称モンジュイックをホームスタジアムとして使用するバルセロナ。ただアクセスの悪さなどによって、集客がそこまで見込めない現状ではあるが、チャビ監督はサポーターの応援の重要性を強調している。
「モンジュイックで初の公式戦だ。観客のサポーターが必要となる。2タイトルを獲得したときにも、鍵を握ったのはサポーターの存在だったんだよ」
「(カディス監督)セルヒオはとても素晴らしい監督だ。4-4-2を使い、低い位置でブロックをつくるだろう。昨季も苦戦を強いられた。しかし私たちはホームでプレーするのであり、(スコアレスだった)ヘタフェ戦よりも良いパフォーマンスを見せなくてはならない」
バルセロナはデコ氏がスポーツディレクターに就任し、これまでチームの強化を担当してきたマテウ・アレマニー氏は今夏の市場閉閉鎖後にクラブを後にすることになった。チャビ監督とデコ氏は、補強や放出の方針などですれ違いがあるとも報じられてきたが、指揮官本人がこれを否定している。
「(アレマニー氏の退団を)知ったのは数日前だね。これはクラブの決定だ。彼との仕事はとても心地良かったが、しかし私はデコとも素晴らしい関係を築いている。私たちの間に不和があるという報道は嘘だよ。チームメートだった頃から彼との関係は良いものだった」
「デコには能力があり、市場をしっかりと扱っている。彼には確固たるパーソナリティーがあるんだよ。私はマテウやジョルディ(・クライフ氏)と同じく、デコのことも好ましく思っている。またマテウには感謝を伝えるとともに、今後の幸運を祈らせてもらうよ」
今夏バルセロナを退団する可能性が報じられ続けているFWアンス・ファティは、ここ最近にレアル・マドリーに移籍する可能性が騒がれている。しかしながらチャビ監督は、そうした報道を一蹴した。
「アンスがマドリードに? 冗談だろ? 私は先に断言したはずだ。騒動となっていることは意味がない」
「彼は私たちにとって本当に大切な選手であり、今後もそうあり続ける。彼はこのクラブの財産なんだよ」
その一方で、アトレティコ・デ・マドリードFWジョアン・フェリックスを獲得する可能性について問われると、次のように返している。
「ネイマールの件もそうだったように、私から名前を言うことはできない。強化部門が私たちにとって最善かつ必要な動きを見せてくれている。自分から先んじて何かを言うことはできないんだ」
「自分たちに一体何ができるか、どこまでできるのかを見てみようじゃないか」
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