22日にラ・リーガ第10節、本拠地モンジュイックでのアトレティック・クルブ戦に臨むバルセロナ。その試合を前に会見に出席したチャビ・エルナンデス監督は、3 位バルセロナと勝ち点4差で5位につけるエルネスト・バルベルデ監督のチームに警戒感を表している。
「難しい試合だよ。アトレティックは今季、素晴らしいスタートを切った。彼らはフィジカル的に素晴らしく、勇気のあるチームだ。バルベルデは勇敢な監督で積極的にハイプレッシングを仕掛けてくる。(レアル・ソシエダに0-3で敗れた)ダービーを除けば、素晴らしい時期を過ごしているね」
「私たちには負傷離脱者がいるが、しかし言い訳をすることはない。チームは観客の応援を必要としている」
チャビ監督はその一方で、バルセロナの審判買収疑惑“ネグレイラ事件”で、ジョアン・ラポルタ会長も起訴の対象に含まれたことについて言及した。
ラポルタ会長は起訴を受けて、宿敵レアル・マドリードおよびその周囲のメディアや人物たちが“ネグレイラ事件”などを利用してバルセロナに打撃を与えていることを指摘。そうした動きを“社会学的マドリディスモ(レアル・マドリード主義)”と呼称していたが、チャビ監督は同会長の指摘に「100%同意する」と発言している。
「ここでそういった話は止めておこう。フットボールについて話そうじゃないか。しかし過去の事例を振り返ると、ビジャラト(スペインフットボール連盟元会長ビジャール氏による審判操作の噂)、ドーピング(フロレンティーノ・ペレス会長に端を発すると噂されるグアルディオラ監督率いるバルセロナのドーピング疑惑)などもあった……。私は会長に100%同意するよ」
「私たちの安定を揺るがす状況というものが存在している。私の選手時代だってドーピングやビジャラトなど、レアル・マドリードやマドリードのメディアが発明したことがあったのだから」
「レアル・マドリードが私たちが収める成功を快く思っていないのかは知らない。それは彼らに聞いてみてくれ。しかし私は完全に、100%会長に同意する。ラポルタの起訴は“社会学的マドリディスモ”によってだ」
「会長はポジティブだし、落ち着いている。彼は勇敢で、身近な存在で、いつもはっきり話をする人物だ。彼は私たちのプロジェクトのリーダーなんだよ。私は彼に付き従う考えだ」
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