国際バスケットボール連盟(FIBA)は12日、2月17日から23日にカタールのドーハで予定されていたFIBAアジアカップ2021予選の中止を発表した。
開催地カタールにおける新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 感染拡大の影響により、カタール政府からの中止指示を受けたようだ。
なお、18日にマレーシアとの初戦を控えていた日本代表のメンバーは、大会に向けた強化合宿を行なってきたが、12日の時点で解散し週末に開催されるBリーグに出場可能となる。
日本バスケットボール協会(JBA)の三屋裕子会長は「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、競技に100%集中することが難しい状況の中、日の丸を背負って戦い抜く、そのような強い想いを持ち、全力で準備をしてくれていた代表チームの選手、コーチ、スタッフ、そして選手を快く派遣してくださった所属先関係者を誇りに思うとともに、心からの敬意と感謝を伝えたいと思います」とコメント。
さらに「今回の試合は中止となりましたが、戦いは続きます。これからも国内のバスケの熱気を絶やさぬよう、共に戦っていきましょう」とバスケットボールのさらなる発展を呼びかけた。
また日本代表を率いるフリオ・ラマスHCは「今回の中止に関しては、直前の連絡だったので驚くと同時に、非常に残念に思っています。去年の2月からカウントすると約1年間、日本代表としての活動ができていない状況が続いていました。今回も新型コロナウイルス感染症の影響でスケジュールを変更しないといけないという状況が続き、予定を組むことができないという大変なことの連続でした」と新型コロナウイルスの感染拡大によって大きく状況が変化したここまでの苦労を明かしている。
今後については「オリンピックとその後に控えるFIBAアジアカップに向けてしっかりと準備を行っていくとともに、それぞれの大会前に行われる強化合宿や試合においては、今までの期間の分を取り返す気持ちで、濃い内容の準備ができるように努めます。今後も様々な状況に直面するかとは思いますが、耐え抜くという強い気持ちと折れない心を持って、結果を求め、高い意識で準備を進めていかなければならないと考えています」と前を見据えた。
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