新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開幕を延期しているプロ野球。2005年から続く交流戦が中止となるなど異例な状況のなか、日本野球機構(NPB)は6月開幕に向けて競技している。各球団はチーム練習の中断を余儀なくされ、選手個人で自主練習を行い、開幕の日に向けて調整を続けている。
今回DAZN NEWSでは、2018年シーズンのパ・リーグを振り返り、各賞の受賞者を紹介していく。
2018年パ・リーグ総評
山川穂高がMVPと本塁打王
2018年シーズンのパ・リーグは、就任2年目の辻発彦監督が埼玉西武ライオンズを10年ぶりのリーグ制覇に導いた。MVPは本塁打王にも輝いた山川穂高が初受賞。143試合に出場し、152安打、47本塁打、124打点、打率281の成績。特に安打数、本塁打数、打点はキャリアハイの記録となった。最優秀新人賞には東北楽天ゴールデンイーグルスの田中和基が選出された。2年目のシーズンで105試合に出場し、112安打、18本塁打、45打点、21盗塁、打率.265の成績を残し、全ての項目でキャリアハイを達成した。
ベストナインには、優勝した西武から菊池雄星投手、森友哉捕手のバッテリーに加え、一塁手には山川、二塁手には浅村栄斗内野手、遊撃手には源田壮亮内野手、秋山翔吾外野手の6名が選出。2位に終わった福岡ソフトバンクホークスからは、三塁手で松田宣浩内野手、柳田悠岐外野手が選出。オリックスバッファローズからは吉田正尚外野手、DHには北海道日本ハムファイターズの近藤健介外野手が選出されている。
守備の名手に送られるゴールデングラブ賞は、西武から源田と秋山が選ばれた。一方、ソフトバンクからは松田と柳田に加え甲斐拓也捕手が選ばれている。そのほかの部門は、投手で楽天の岸孝之投手が初受賞。一塁手は日本ハムの中田翔内野手が2年ぶりに受賞し、二塁手は千葉ロッテマリーンズの中村奨吾内野手が初受賞。外野手の残り1枠は日本ハムの西川遥輝外野数が受賞している。
各個人賞の投手部門では、最優秀防御率投手を防御率2.72の岸が初受賞。最高勝率投手はロッテのボルシンガー投手が初受賞した。そのほか、最多勝には16勝の西武・多和田真三郎投手、セーブ王はソフトバンクの森唯斗投手、最優秀中継ぎ投手は日本ハムの宮西尚生投手、奪三振王には楽天の則本昂大投手と6部門をそれぞれが分け合った。打者部門では、ソフトバンクの柳田が首位打者と最高出塁率の2冠。西武からは秋山が最多安打、山川が本塁打王、浅村が打点王を獲得し、盗塁王は日本ハムの西川が受賞している。
連盟特別表彰では、就任2年目で10年ぶりのリーグ制覇に導いた辻監督が最優秀監督賞を受賞。また、西武の松井稼頭央内野手が永きにわたり、リーグの発展に貢献した功績を称え、功労賞が送られている。
最優秀選手賞
名前 | 山川穂高 | 所属 | 西武 |
試合 | 143 | 安打 | 152 |
本塁打 | 47 | 打点 | 124 |
四球/死球 | 88/16 | 打率 | .281 |
長打率 | .590 | 出塁率 | .396 |
最優秀新人賞
名前 | 田中和基 | 所属 | 楽天 |
試合 | 105 | 安打 | 112 |
本塁打 | 18 | 打点 | 45 |
盗塁 | 21 | 打率 | .265 |
長打率 | .423 | 出塁率 | .323 |
ベストナイン
ポジション | 名前 | 所属 | 回数 |
---|---|---|---|
投手 | 菊池雄星 | 西武 | 2年連続2度目 |
捕手 | 森友哉 | 西武 | 初受賞 |
一塁手 | 山川穂高 | 西武 | 初受賞 |
二塁手 | 浅村栄斗 | 西武 | 3年連続3度目 |
三塁手 | 松田宣浩 | ソフトバンク | 初受賞 |
遊撃手 | 源田壮亮 | 西武 | 初受賞 |
外野手 | 柳田悠岐 | ソフトバンク | 2年連続4度目 |
外野手 | 秋山翔吾 | 西武 | 2年連続3度目 |
外野手 | 吉田正尚 | オリックス | 初受賞 |
DH | 近藤健介 | 日本ハム | 初受賞 |
ゴールデングラブ賞
ポジション | 名前 | 所属 | 回数 |
---|---|---|---|
投手 | 岸孝之 | 楽天 | 初受賞 |
捕手 | 甲斐拓也 | ソフトバンク | 2年連続2度目 |
一塁手 | 中田翔 | 日本ハム | 2年ぶり3度目 |
二塁手 | 中村奨吾 | ロッテ | 初受賞 |
三塁手 | 松田宣浩 | ソフトバンク | 6年連続7度目 |
遊撃手 | 源田壮亮 | 西武 | 初受賞 |
外野手 | 秋山翔吾 | 西武 | 4年連続5度目 |
外野手 | 柳田悠岐 | ソフトバンク | 2年連続4度目 |
外野手 | 西川遥輝 | 日本ハム | 2年連続2度目 |
投手表彰
タイトル | 名前 | 所属 | 成績 | 回数 |
---|---|---|---|---|
最優秀防御率 | 岸孝之 | 楽天 | 防御率2.72 | 初受賞 |
勝率第一位 | ボルシンガー | ロッテ | 勝率.867 | 初受賞 |
最多勝利 | 多和田真三郎 | 西武 | 16勝 | 初受賞 |
最多セーブ | 森唯斗 | ソフトバンク | 37セーブ | 初受賞 |
最優秀中継ぎ | 宮西尚生 | 日本ハム | 41HP | 2年ぶり2度目 |
最多奪三振 | 則本昂大 | 楽天 | 187奪三振 | 5年連続5度目 |
打者表彰
タイトル | 名前 | 所属 | 成績 | 回数 |
---|---|---|---|---|
首位打者 | 柳田悠岐 | ソフトバンク | 打率.352 | 3年ぶり2度目 |
最多安打 | 秋山翔吾 | 西武 | 195本 | 2年連続3度目 |
最多本塁打 | 山川穂高 | 西武 | 47本 | 初受賞 |
最多打点 | 浅村栄斗 | 西武 | 127打点 | 5年ぶり2度目 |
最高出塁率 | 柳田悠岐 | ソフトバンク | 出塁率.431 | 4年連続4度目 |
最多盗塁 | 西川遥輝 | 日本ハム | 44盗塁 | 2年連続3度目 |
特別表彰
タイトル | 名前 | 所属 |
---|---|---|
最優秀監督賞 | 辻発彦 | 西武 |
功労賞 | 松井稼頭央 | 西武 |
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