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バスケットボール

【コラム】河村勇輝が出色のパフォーマンス、バスケ日本代表がアジアカップ初戦を快勝スタート | FIBAアジアカップ2022

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【コラム】河村勇輝が出色のパフォーマンス、バスケ日本代表がアジアカップ初戦を快勝スタート | FIBAアジアカップ2022(C)FIBA
【バスケットボール日本代表 コラム】13日に行われたFIBAアジアカップ2022グループC初戦で、日本代表はカザフスタン代表と対戦し100-68で勝利した。
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カザフスタンに苦戦するも、後半に攻守が噛み合う

ジャカルタで開催されているFIBAアジアカップ2022、バスケットボール男子日本代表がその初戦でカザフスタンと対戦し、100-68で勝利を収めた。

試合開始直後、リバウンドを拾った渡邊雄太が力強いドライブで相手2人を引き付け、ワイドオープンになった西田優大の3ポイントシュートをアシスト。その後も渡邊のブロックショットから速攻に転じて西田の3ポイントシュート、吉井裕鷹のボール奪取から渡邊のダンクと、『走るバスケ』で先手を取る。

それでもカザフスタンはシュートタッチが好調で、ディフェンスの上から放つ3ポイントシュートをねじ込んでいく。一方の日本は、渡邊を始め先発メンバーがベンチに下がると得点が止まってしまった。セカンドユニットでオフェンスを引っ張るべき富永啓生にも良いパスが入らず、速い攻めに持ち込めない中でミスも続いた。

ワールドカップ予選も含めメンバーを固定して戦うカザフスタンに対し、若手を多く抜擢する日本は連係が噛み合わず苦しい時間帯に。それでも大黒柱のルーク・エヴァンスがコートに戻ると強引なアタックでゴール下をこじ開け、2つのバスケット・カウントをもぎ取る活躍で流れを呼び戻した。

ただ、前半はカザフスタンがリードする時間帯が長かった。カザフスタンは渡邊雄太に対して過剰なディフェンスを割くことなく、1人のマークマンがきっちりと寄せて、1対1でやられるシーンが続いてもチームディフェンスを崩さない。攻めでは渡邊とエヴァンスの守るゴール下を避け、アウトサイド主体で思い切り良く放つシュートを決めていく。タレントレベルで劣るにもかかわらず、チームでの戦いを徹底することで48-45とリードして前半を折り返した。

ディフェンスからの速攻を体現した河村勇輝

20220713_basket_KAWAMURA(C)FIBA

それでも後半に入ると日本代表が攻守に圧倒した。メンバーを固定して主力に負担が偏るカザフスタンに対し、日本はプレータイムをシェアして常にフレッシュな選手をコートに送り出した。第3クォーター中盤にエヴァンスがファウルトラブルに陥った場面も張本天傑が遜色のないプレーを見せ、穴を作らない。

この時間帯、日本の勢いを加速させたのは河村勇輝だった。足が動かなくなりつつあるカザフスタンに猛烈なプレッシャーを掛けて攻めのリズムを狂わせ、ボールを奪えば縦一直線のスピードで相手を置き去りにした。

第3クォーター後半、河村のアシストを受けた富永の3ポイントシュート、河村のスティールからのワンマン速攻連発と良いプレーが続く。カザフスタンの警戒が河村に向くとコーナーの富永が空き、3ポイントシュートで日本がリードを一気に2桁へと広げた。

サイズで上回っているカザフスタンだが、スタミナ切れで日本のスピードに対応できないばかりか、リバウンドにも跳べなくなってジリ貧に。ここでも河村はルーズボールに飛び込んで相手のアンスポーツマンライクファウルを誘うなど『らしい』活躍を見せ、カザフスタンの闘志を断ち切った。河村は13分の出場で8得点8アシストと出色の出来。アジアの舞台でもそのスピードとアグレッシブなプレースタイルが通用することを示した。

ハイテンポなバスケに相手を巻き込み、タイムシェアで消耗が進む試合後半に優位を作るのは、トム・ホーバスが女子日本代表を率いていた時期からの戦い方。今回はそれが上手くハマり、第3クォーターを29-11、第4クォーターを26-9と圧倒した。

渡邊雄太は「さすがNBA」の存在感を見せる

20220714_basket_JAPAN_WATANABE(C)FIBA

渡邊は29分半のプレーで21得点8リバウンド4アシスト3ブロック。得点以上にディフェンスとリバウンド、インサイドでの攻守の安定感が際立ち、カザフスタンのサイズの優位性をほぼ一人で打ち消した感がある。初戦から「さすがNBA」のパフォーマンスで、今大会の主役になることが期待される。

日本代表にとっては上々の初戦となった。ハイテンポなバスケに持ち込めたことを指揮官ホーバスも収穫と語っている。リバウンドで49-35と圧倒し、18のスティールを記録したことでポゼッションが大きく増えて、フィールドゴールのアテンプトはカザフスタンの54に対して日本は82と上回った。

ここから日本が上を目指すには、31.6%(38本中12本成功)に留まった3ポイントシュート成功率を引き上げる必要がある。試合後の会見でホーバスは「たくさんのオープンスリーを外していて、向上の余地がある」と言う。指揮官はこの試合で3ポイントシュート6本中成功わずか1本に終わった須田侑太郎を例に挙げ、「須田は今日決められなかったが、すごく良いシューターです。彼も経験を積んだし、いずれ決まり始める。3ポイントシュート成功率が40%になれば、ウチは非常に厄介なチームになります」と語った。

グループCのもう1試合ではイランがシリアを相手に80-67と完勝。日本は15日にシリアと、17日にイランと対戦する。渡邊がNBA級のパフォーマンスを見せ、河村も自信を付けた日本は、グループリーグで苦戦してはいられない。若い選手に良い経験を積ませるとともにチームのケミストリーを高め、3連勝で決勝トーナメントに進んでもらいたい。

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