FIBAバスケットボールワールドカップ2023が、8月25日にいよいよ開幕する。今大会はフィリピン、インドネシア、日本の3カ国共催で行われ、開催国枠で2大会連続6回目の出場となった日本代表(FIBAランク36位)は、25日にドイツ代表(同11位)、27日にフィンランド代表(同24位)、29日にオーストラリア代表(同3位)と対戦する。
『死のグループ』と言われるグループEに組み込まれた日本にとっては、W杯初勝利がかかる大事な大会。そこでDAZN NEWS TVでは元日本代表であり、現在は群馬クレインサンダーズでプレーする辻直人に、トム・ホーバスヘッドコーチ率いる日本代表のバスケットについて語ってもらった。
2019年のW杯、2021年の東京オリンピックではいずれも全敗に終わった日本。『アジアでは勝てても世界では勝てない』立ち位置を脱却するため、東京オリンピックで女子チームを率いて銀メダルに輝いたトム・ホーバスをヘッドコーチに招聘した。
辻はトム・ホーバスの人柄について「常にポジティブ。ポジティブな声掛けをして、選手も前向きになれる」と前向きな姿勢がチームにいい影響を与えているとコメント。さらにそれは経験に基づいたものだとという。
「トムさんは女子チームを率いて東京オリンピックで銀メダルを獲得している。キャリアがある人ですし、男子でもできないことはないと思っている。悲願の初勝利も夢じゃない」
トム・ホーバス体制になり、日本代表は劇的に変化した。最も変わった点はシュートポイント。女子チームで世界を驚かせた3ポイントシュートと確実性の高いペイントエリアでのシュートが日本の生命線だ。
「トムさんのバスケは3ポイントかペイントエリアと言われるゴール下付近のシュートに限られている。その間のミドルシュートはほとんどない。これがトムさんの目指すバスケで、見ている人にはわかりやすい」
さらに辻は日本人特有のアジリティと緻密さ(プリンシジョン)も武器に挙げる。「サイズはあまり高くないが、その分機動力がある選手が揃っている。ディフェンスにおいても機動力がある。戦術も色々あり、オフェンスのセットプレーも何十個もある」と語り「日本人特有の緻密なバスケもやりつつ、かつ大胆な3ポイント。少しでも空いたら打つところはトムさんの目指すバスケだと思います」とホーバス・ジャパンの魅力を語った。
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