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【コラム】いよいよワールドカップ開幕、日本代表のポテンシャルを引き出す富樫勇樹と河村勇輝に期待!|FIBAバスケワールドカップ2023

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【コラム】いよいよワールドカップ開幕、日本代表のポテンシャルを引き出す富樫勇樹と河村勇輝に期待!|FIBAバスケワールドカップ2023(C)JBA
【バスケットボール・コラム】バスケットボール男子代表は、8月25日にFIBAバスケワールドカップ2023でドイツ代表と対戦する。
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『死のグループ』の日本、パリ五輪出場権獲得へ茨の道

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いよいよ今日、バスケットボールのワールドカップが開幕する。日本代表は沖縄アリーナで1次リーグと2次リーグを戦う。25日の初戦がドイツ、続いて27日にフィンランド、29日にオーストラリアと対戦する。

NBAのスタープレーヤーを擁する強豪国が集まった『死のグループ』であり、1勝を挙げるのも簡単ではない。目標はまず世界大会での1勝を挙げること。2019年のワールドカップ前回大会、2021年の東京オリンピックではいずれも全敗で、『アジアでは勝てても世界では勝てない』のが今の日本代表の立ち位置だ。ここから一歩を踏み出す勝利を、何としてでももぎ取りたい。

もう一つ考慮すべきは、バスケではワールドカップが来年のパリオリンピックに向けた予選を兼ねていること。アジア勢で最も良い成績を収めた1チームに、オリンピック出場権が与えられる。逆にこれを逃した場合には世界最終予選に回るが、ここはアジアではなく世界の強豪と1つの出場権を巡って争うイバラの道。2016年のリオオリンピック出場を懸けた世界最終予選では、日本はラトビアとチェコに完敗を喫して出場権を逃した。

結果的に、ラトビアもチェコもその先で敗れ、リオオリンピックには出場していない。オリンピックは12か国しか出場できない大会であり、FIBAランキング36位の日本代表がこの枠を勝ち取るには相当な飛躍が必要だけに、このワールドカップで出場権を確保しておきたい。

最大のライバルとなるのはフィリピンと中国だろう。フィリピンは開催国の利があり、中国は復活の兆しを見せるアジアの大国。組み合わせにも恵まれ、1次リーグで1勝を挙げる公算が高い。2次リーグに進出しなくても、グループAのフィリピンとグループBの中国は順位決定戦に進めば直接対決があり、どちらかが1勝を挙げる。言わば『世界での1勝』が約束されているわけで、中国かフィリピンのいずれかは2勝ないしは3勝を挙げると見るべきだろう。

『世界での1勝』カギを握るのは富樫勇樹と河村勇輝

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日本代表としては、少なくともここに並ばなければならない。ドイツ、フィンランド、オーストラリアを相手に2勝を挙げて2次リーグに進出できればベストだが、それがかなわなくても1勝を挙げて順位決定戦に回りたい。

日本の入るグループEは『死のグループ』だが、同じ沖縄アリーナでで試合を行い、2次リーグないしは順位決定戦で当たるグループFは、ルカ・ドンチッチを擁するスロベニア以外は与しやすい相手。順位決定戦に回れば、グループFの3位と4位のチームを相手に連勝することが必須となる。もし2次リーグに進むことができれば、勢いに乗ってもう1勝を挙げてマニラでの決勝トーナメントへ……と夢がふくらむが、それはまだ『夢の話』でしかない。

まずは『世界での1勝』を挙げること。ここでカギを握るのは、キャプテンの富樫勇樹と先発を任されるであろう河村勇輝、2人のポイントガードだ。どのチームと戦うにしても、日本は高さとフィジカルで分が悪く、世界との差はかなり縮めたはずだが、それでも劣勢が予想される。それを覆す武器はスピードとチームの組織力であるべきで、それをリードするのがこの2人だ。

トム・ホーバスの前任であるフリオ・ラマスは、サイズとフィジカルを重視した選手選考を行った。アジアを戦う上で、それでも富樫は重用されたが、ワールドカップに向けては田中大貴をポイントガードにコンバートしたりとサイズを第一に考えた。富樫は手のケガでワールドカップには出場できず。東京オリンピックには出場したものの、ポイントガードとして重きを置かれたわけではなかった。

身長167cmの富樫は常日頃からサイズの不利を自覚し、その弱点をあらゆる方法でカバーしながら、スピードと得点力でトータルでプラスに持っていこうと努力してきた。どんなヘッドコーチの下でも、「身長を理由に使われないかもしれない」という危機感を抱き、だからこそ努力を惜しまなかった。だが、トム・ホーバスは身長のハンデを気にしない。気にしないわけではないが、他に良い特徴があればそちらに注目し、活用しようと考える。就任からの2年間、ここまで信頼され、重用されてきたことが富樫を奮い立たせているのは間違いない。

『世界での1勝』はポイントガードの2人にかかる

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河村は弱冠22歳。ワールドカップの前回大会が行われた2019年にはまだ福岡第一でプレーする高校生で、2021年の東京オリンピックの時点でも日の丸には年代別の代表でしか縁がなかった。それでも高校バスケを席巻した後は、すぐにカテゴリーを超えた活躍を見せ始める。身長は169cmと小さいが、Bリーグの外国籍選手と渡り合っても簡単には押し負けないフィジカルがあり、これに俊敏なフットワークを加えた粘り強いディフェンスが特徴だ。

スピードとパス能力は2人に共通する能力だが、クイックリリースで放つ3ポイントシュートで高い得点力を持つ富樫と、前から激しいプレッシャーを掛けられる河村でキャラクターは分かれている。

河村は基本的にシューターの富永啓生とセットで起用され、渡邊雄太やジョシュ・ホーキンソンとともにコートに立つ時間も長く、彼らの得点能力を引き出すゲームメークが求められる。一方で富樫はセカンドユニットの得点力を担う。この選手の組み合わせがハマり、富樫と河村それぞれの持ち味がチームプレーに上手く反映されるかどうかが、日本のカギとなりそうだ。

富樫と河村、どちらがコートに立つにせよ、ポイントガードが速いテンポを作り出し、自分たちのペースで試合を進めることは絶対に必要だ。2019年のチームより、2021年のチームより、今の日本代表は確実に大きなポテンシャルを持つようになっている。それを2人のポイントガードがどう引き出すか。是非とも『世界での1勝』を手にして、次の段階へと駆け上がってもらいたい。

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