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【コラム】バスケ日本代表は初戦でドイツに完敗も「大会は長いので切り替えてやっていきたい」|FIBAバスケワールドカップ2023

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【コラム】バスケ日本代表は初戦でドイツに完敗も「大会は長いので切り替えてやっていきたい」|FIBAバスケワールドカップ2023(C)FIBA
【バスケットボール・コラム】バスケットボール男子代表は、8月25日にFIBAバスケワールドカップ2023でドイツ代表と対戦した。
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徹底的な日本対策の3ポイント封じ

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9月25日、バスケットボール日本代表はワールドカップの初戦でドイツと対戦した。ホームの大声援を味方に付けて、ここまで磨き上げたペース&スペースのバスケで勝利を狙ったが、優勝候補のドイツは一枚も二枚も上手だった。

これまでの強化試合でも強豪と対戦しているが、この時は相手が調整メインで、日本バスケへの対策は特に取っていない。本番は大違いで、ドイツは日本の3ポイントシュートを徹底的に警戒してきた。その策にはまり、日本の生命線である3ポイントシュート成功率は17.1%止まり。最低でも35%、できれば40%に乗せたい日本にとっては致命的な数字となった。

富永啓生、渡邊雄太、富樫勇樹。日本の3ポイントシュートを得意とする選手は徹底的にマークされてフリーになれない。スクリーンを使って相手のマンツーマンディフェンスにズレを作り出し、素早いパスワークでそのズレを広げてシューターに良いチャンスを作りたいのだが、ピックを使ってもディフェンスはスクリーンを簡単にくぐり抜けてボールハンドラーに食らい付き、最初のズレを作ることができない。

そんな状況で、本来は日本の武器ではないはずのペイントアタック、ゴール下まで攻め込んでの2点シュートは効果的に決まった。3ポイントシュート対策で前に出てくるドイツのディフェンスの裏を、渡邊雄太が、馬場雄大が積極的に突く。渡邊は2点シュートを9本中7本、馬場は7本中6本と高い確率で決めている。

それでもドイツは動じることなく、同じディフェンスを徹底し続ける。2点シュートで点を取られることはある程度許容するが、3ポイントシュートを決められて日本がリズムに乗ることは絶対に許さない意図が見て取れた。そして実際、ドイツの思惑通りに試合は推移した。

痛かったホーキンソンのファウルトラブル

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もう一つ、日本にとって痛手だったのはジョシュ・ホーキンソンのファウルトラブルだ。第1クォーター半分のところで個人2つ目のファウルでベンチに下がらざるを得なくなり、第2クォーターも残り6分で3つ目のファウルと、ベンチに座る時間が長くなった。控えセンターの川真田絋也は自分にできるベストのプレーを見せ、ドイツの攻めに対してゴール下で身体を張ったが、裏を突くプレーには対応できず、またオフェンス面でもインパクトを残せなかった。

ホーキンソンのファウルトラブルはディフェンス面に大きなマイナスをもたらした。日本代表のガード陣がズレを作れずに良いシュートチャンスを演出できないのとは対照的に、ガードのデニス・シュルーダーからズレを生み出し、無理なプレーを選択することなく数多くのイージーバスケットのチャンスを作った。

ドイツの2点シュートは39本中28本、成功率71.8%。センターのダニエル・タイス、フランツとモリッツのバグナー兄弟の3人で2点シュートを22本中19本成功決め、渡邊と馬場が日本にもたらしたインパクト以上のパフォーマンスを見せた。

オフェンスでは相手の対策を打ち破ることができず、ディフェンスでは相手のやりたいプレーで着実に点を取られての完敗。初戦を低調な内容で落としたことは大きな痛手だが、かといって日本の失敗が決まったわけではない。富永は12分のプレーで3ポイントシュートを2本しか打たせてもらえず5得点と散々な内容で、「自分としては悔いの残る試合でした」と硬い表情で語るも、すでに目線を次の試合に向けてこう続けている。

「自分がスクリーンをもらうだけじゃなく自分がスクリーンをかけてオープンを作るとか、そういうプレーをしていかないとこれから大変です。この負けは悔しいんですけど、大会は長いので切り替えてやっていきたい」

挑戦者としてベストを尽くす

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15得点と気を吐いた馬場雄大は「もうずっと一緒にやってきているので、今からどうこうではなくて、本当にもう今までやってきたことを信じるしかない。逆に良い意味で振り切ることができた、そういう気持ちで今日の試合には臨めました」と、敗戦の中で希望の光となった自分のパフォーマンスを語る。

自分にできる全力を尽くし、上手く行かなければアジャスト(調整)する。短いようで長い大会の中で、勝敗にこだわりながらも勝敗に一喜一憂せずに、自分たちのベストを尽くすことが大事になる。

渡邊雄太は開幕前に「ここまできたら楽しみたい」と話していた。ただでさえプレッシャーのかかる国際大会で、さらに初戦を落として雰囲気は重くなり、楽しむのは難しいかもしれない。それでも渡邊は「楽しむというのは、笑顔でやるとかではない」と言い、こう続けた。

「40分間戦いきって、この大会が終わった時に自分たちのやるべきことをやりきったという思いができていれば『楽しんだ』と思えます。今は、もちろん楽しみながらですけど、自分たちのやることを精一杯やっていきたい」

もともと日本代表は挑戦者の立場。ここで落ち込んではいられない。8月27日にはフィンランド、8月28日にはオーストラリアとの対戦が待っている。

【ドイツ×日本|ハイライト】FIBAバスケットボールワールドカップ2023

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