FIBAバスケットボールワールドカップ2023を戦い終えたバスケットボール日本代表が、3日に記者会見を実施。日本を史上初となるW杯3勝、48年ぶりとなる自力で五輪出場権獲得に導いたトム・ホーバスHCが喜びを語った。
日本代表（FIBAランク36位）は今大会、ドイツ代表（同11位）、フィンランド代表（同24位）、オーストラリア代表（同3位）と同居する“死の組”グループEに組み込まれた。
初戦のドイツ戦こそ63-81で敗れたが、続くフィランド戦では98-88で勝利。世界大会では17年ぶりとなる1勝を挙げる大金星を飾った。最終戦のオーストラリアには109-89で敗れ、1勝2敗のグループ3位となり2次ラウンド進出は逃した。
しかし順位決定戦ではベネズエラ代表（同17位）、カーボベルデ共和国代表（同64位）に2連勝を飾り、今大会を3勝2敗でフィニッシュ。この結果、アジア勢1位に与えられるパリオリンピックの出場権を獲得した。なお、前回大会の東京オリンピックに続き2大会連続で出場。さらに自力でのオリンピック出場は48年ぶりの快挙となった。
激戦から一夜明け、日本代表は沖縄市役所で会見を実施。ホーバスHCは「本当にやりました。長い間、一生懸命に練習してきました。このメンバーと一緒にプレーすることができて感謝しています。全員がMVPです」と共に戦った選手たちを称えた。
キャプテンを務めた富樫勇樹は「応援してくれる沖縄のブースターをすごく心強く感じていて、選手全員を後押ししてくれました。声援のおかげで結果につながって感謝しています」とファンへ感謝の言葉を述べた。
また今大会直前に「パリオリンピックに出られなければ代表を引退する」と公言していた渡邊雄太は「世界を相手に勝つ可能性があるのは、自分たちがやっているバスケ。これで3勝できて、これが自分たちにあっているスタイル。世界に勝っていくにはこれしかない」と日本代表の戦いぶりに手応えを感じたようだ。
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