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【コラム】新たな帰化選手のジョシュ・ホーキンソンに大学2年生の金近廉、次々と台頭する新戦力を見逃すな!| バスケットボール日本代表

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【コラム】新たな帰化選手のジョシュ・ホーキンソンに大学2年生の金近廉、次々と台頭する新戦力を見逃すな!| バスケットボール日本代表(C)FIBA
【バスケットボール日本代表 ニュース】日本代表は23日、FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選 Window6でイラン代表と対戦した。
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今夏にFIBAワールドカップを控えるバスケットボール男子日本代表は、予選最後の2試合を戦っている。その初戦となった2月23日のイラン戦では、世界ランキング38位の日本が同20位のイランに96-61の快勝を収めた。

格上であるアジアの強豪を相手に35点差で勝っただけでなく、内容の面でも収穫の多い試合となった。代表デビュー戦となったジョシュ・ホーキンソンが17得点11リバウンド4アシスト、金近廉は10本中6本の3ポイントシュートを決めて両チームを通じてトップの20得点を記録している。

Bリーグの信州ブレイブウォリアーズでプレーするホーキンソンは今月に帰化申請が通ったばかり。今回の代表合宿に参加しただけで連携の面では課題が残るものの、208cmの長身ながらトム・ホーバスの『走るバスケ』を体現できる運動量を備えている。ゴール下でパスを受けてシュートを放つポストプレーだけでなく、一度外にポジションを取って、ゴール下に飛び込みながらパスを呼び込むなど運動量とプレーエリアの広さを生かして攻撃の軸となった。イランがダブルチームで抑えにかかると、的確な判断で空いた選手を見付けてアシストする器用さも見せた。

金近は東海大2年の19歳。高校時代は身体能力を生かしたスラッシャーとして活躍し、東海大ではセンターとして留学生ともマッチアップ。それでも日本代表での役割は3ポイントシュートで、様々な役割を高いレベルでこなす身体能力とスキル、バスケIQのバランスの取れた選手。相手のシュートチェックが来ているのに強引に打ったシュートが入ったり、距離のある3ポイントシュートをボードに当てて沈めたりとツキに恵まれた面もあったが、それも代表デビュー戦で臆することなく打ち続ける強心臓があってのことで、頼もしい新戦力だ。

また渡邉飛勇もケガによる1年半の戦線離脱を乗り越え、先送りになっていた代表デビューを果たした。プレータイムは13分しかなかったが、6得点8リバウンドを記録。金近と同様に代表での実績はなくても高さとフィジカルという自分の武器を存分に発揮し、これまでフィジカルの強さで日本を苦しめてきたイラン代表をパワーで押し込んだ。ホーキンソンが外に開いてポストアップし、空いたゴール下に逆サイドから飛び込む渡邉を見逃さずにパスを出してイージーダンクに繋げたプレーは、『強くて走れる』ビッグマンコンビの底知れぬポテンシャルを感じさせた。

他にも河村勇輝は15得点4アシスト、テーブス海は15得点5アシストと活躍。2016年から常に代表の正ポイントガードであり続ける富樫勇樹に並ぶ存在になりつつある。その富樫も若手の勢いに負けじと6得点4アシストを記録。ピック&ロールも含めてホーキンソンとどんな連携ができるかがテストされる場で、三者三様の正解を導き出した。フリオ・ラマス体制ではポイントガードが弱点とされ、東京オリンピックでも田中大貴をポイントガードにコンバートする犠牲を強いたが、今の日本代表にその必要はない。

しかし、全員が活躍したわけではない。長く日本のエースを務める比江島慎は試合開始直後にファウルトラブルに陥り、出場8分で3得点に終わった。これまでの代表は比江島頼みの部分が大きかったが、今は比江島が不発でも何の問題もないほどチームが成長している。比江島ほど実績ある選手でも安穏とはしていられないのは、選手にとっては大変だが代表チームにとっては非常に良い状況だ。

ここまで個人の活躍を挙げてきたが、日本代表がイランに快勝した最大の要因はチームディフェンスが機能したことだ。富樫、河村、テーブスの3人は誰がコートに立っても相手のポイントガードに高い位置からプレッシャーを掛け、ボールを奪うには至らなくても攻撃を組み立てる段階で時間を使わせ、相手に窮屈なオフェンスを強いた。

そしてリバウンドではホーキンソンや渡邉、井上宗一郎といったビッグマンに任せきりではなく、フォワードやガードの選手もボールに飛び込み、自分が取れないとなれば指先で弾いてチームメートへと繋いで、高さではなく運動量でリバウンドを拾った。リバウンドはイランの33本に対して日本は48本と圧倒。その結果、シュートアテンプトでイランの63本に対して日本は74本と攻撃回数自体が10回も多かった。

ホーキンソンは試合後「もっと走れる。もっと走ることでチームメートに良いシュートチャンスを作れるし、もっと良いディフェンスもできたと思う」と、まだまだ向上の余地があると感じている。苛烈な競争の中ではあるが、選手個々もチームも結果を出せていれば、大変さよりも楽しさが上回るはず。

26日のバーレーン戦ではさらにテスト要素の強いメンバー構成になることが予想される。ホーキンソン、金近と渡邉はもちろん、イラン戦ではベンチ入りしなかったメンバーにもチャンスが与えられるはずで、日本代表の良い流れをさらに加速させる戦いぶりに期待したい。

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