【プレビュー】世界最強のスーパーフライ級ファイターはどちらだ？ ｜ エストラーダ対ゴンサレス ｜ ボクシング

早くも「ファイト・オブ・ザ・イヤー」の候補になりそうな試合が、日本時間の14日にダラスのアメリカン・エアラインズ・センターで行われる。ファン・フランシスコ・エストラーダとローマン”チョコラティート”ゴンサレスが、スーパーフライ級王座統一選で再び相まみえるのだ。

さらにダブルメインイベントのもう一試合では、ジェシカ・マッキャスキルがセシリア・ブレークフスと対戦。女子ウェルター級アンディスピューテッド王座をかけたリマッチとなっている。また、京口紘人がベガとWBA世界Lフライ級タイトルマッチを行う。

両者は2012年11月に初めて対戦した。当時はゴンサレスが3-0の判定で勝利し、WBAライトフライ級王座を防衛した。それ以来、ゴンサレスとエストラーダは異なる道を歩んできた。

この一戦の後、ゴンサレスは12連勝を飾りパウンド・フォー・パウンドのトップファイターに成長。46勝無敗という成績を打ち立てた。

しかしその後のゴンサレスはシーサケット・ソー・ルンヴィサイでまさかの連敗。この結果、ゴンサレスは見限られピークを過ぎた選手だと見なされた。だがこのニカラグアの戦士はここから盛り返し、その後4戦全勝。2019年2月にはカル・ヤファイをTKOで下しWBAスーパーフライ級ベルトを奪っている。ゴンサレスの最後の試合は10月。イスラエル・ゴンサレスを3-0の判定で下している。

一方のエストラーダはゴンサレスに負けて以来、16戦15勝。唯一の敗戦は“あの”ソー・ルンヴィサイ戦だ。2018年に戦った歳にはスプリットデシジョン（3人の判定が2対1に分かれること）で判定負けを喫している。2年後の2019年4月、エストラーダはソー・ルンヴィサイにリベンジを果たしWBC王座を獲得。エストラーダはゴンサレスと同じ対戦相手と戦い、その成績では優位に立っている。また、カルロス・クアドラスを11回KOで下し、二度目の防衛を果たしている。

この試合の勝者は、世界最強のスーパーフライ級ファイターの名をほしいままにすることができる。

ゴンサレスが再び頂に立つことができるか？それともエストラーダが自身の足場を固めることになるのだろうか？

エストラーダ vs. ゴンサレスの開始時刻

• 日時：日本時間3月14日
• 時刻：日本時間11時
• メインイベント：日本時間14時予定

「ロマン・ゴンサレス vs ファン・フランシスコ・エストラーダ2」は日本時間の3月14日（日）の11時に行われる。試合の進行次第ではあるが、ゴンサレスとエストラーダがリングに登場するのはおよそ14時頃だと思われる。

エストラーダ vs. ゴンサレスの開催地

イベントはテキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターで行われ、最新のCOVID-19対策ガイドラインを遵守して執り行われる。ゴンサレスとエストラーダはこの会場では初めの対戦となる。

ファン・フランシスコ・エストラーダの戦績

• 国籍: メキシコ
• 生年月日: 1990年4月14日
• 身長: 162.6 cm
• リーチ: 167.6 cm
• 試合数: 44試合
• 対戦成績: 41勝3敗 28KO

ローマン・ゴンサレスの戦績

• 国籍：ニカラグア
• 生年月日:1987年7月16日
• 身長: 160 cm
• リーチ: 162.5 cm
• 試合数: 52試合
• 対戦成績: 50勝2敗 41KO

エストラーダ vs. ゴンサレスのファイトカード

• ローマン"チョコラティート"ゴンサレス対ファン・フランシスコ・エストラーダ（ WBA／WBCスーパーフライ級王座統一戦）
• ジェシカ・マッキャスキル対セシリア・ブレークフス（WBC／IBF／WBO／WBA女子ウェルター級王座防衛戦）
• 京口紘人対アクセル・ベガ（WBAライトフライ級王座防衛戦）
• オースティン・ウィリアムズ対アーロン・コーリー
• オタ・ジョーンズ対ホルヘ・カスタネーダ
• レイモンド・フォード対アーロン・ぺレス