年が明けて2日目の2021年1月2日（土）、ボクシング界の新星であるライアン・ガルシアが、テキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターで、ルーク・キャンベルとの決着をつける。
当初この試合は12月5日に行われるはずだったが、11月にキャンベルが新型コロナウイルスに感染していることが判明し、延期になっていた。
ガルシア（20勝0敗、17KO）は、ロメロ・デュノーとフランシスコ・フォンセカを相手に、続けざまに見事なノックアウト勝ちをして、真に実力のあるボクサーとして表舞台に踊り出た。この2つの勝利はSNSで大いに話題になり、22歳のガルシアのフォロワーは、インスタグラムで770万人、ツイッターで46万5,000人を超えている。ガルシアが単なる一発屋ではないところを見たいと、みんなが待ちかねているのだ。
「ルークには申し訳ないと思うよ」と、ガルシアは対決を宣伝するためのバーチャル記者会見で語った。
「彼は、今までの対戦相手の中で初めて熱くなれそうな相手だ。俺だって年齢も重ねたし、前より強くなって、実力もついてきている。フォンセカとの対決でも、自分は強いと思っていた。絶好調だし、勝つ準備はできている。神様も俺が勝つというだろう。ルーク・キャンベルをやっつけるのが待ちきれない。やつの目をつぶしてやるよ。骨も打ち砕いてやる。やつの全身をボロボロにしてやるさ」
一方のキャンベル（20勝3敗、16KO）は2012年のオリンピックの金メダリスト。2019年8月に135ポンドの統一ライト級元王者のワシル・ロマチェンコに、全員一致の判定で負けてから初めての戦いで、久しぶりのファイトに向けて準備万端である。
この対戦は、勝ったほうがWBCライト級の王者デヴィン・ヘイニーにチャレンジすることになっている。キャンベルという実力者との対戦は、ガルシアにとってボクサーとしてどれほどの力があるかを示すのにうってつけだろう。
ガルシアはボクサーとして最も重要なこの時期に、チャンスをつかむことができるのだろうか。それとも最終的にはキャンベルが大注目の対戦相手を屈服させるのか。
ライアン・ガルシアの戦績
- 国籍：アメリカ
- 出身地：ヴィクターヴィル
- 生年月日：1998年8月8日
- 身長：178cm
- リーチ：178cm
- 試合数：20
- レコード：20-0、17KO
ルーク・キャンベルの戦績
- 国籍：イングランド
- 生まれ：キングストン・アポン・ハル
- 生年月日：1987年9月27日
- 身長：175cm
- リーチ：180cm
- 試合数：23
- レコード：20-3、16KO
ガルシア vs. キャンベルのファイトカード
- ライアン・ガルシアvs.ルーク・キャンベル
- レネアル・バラードvs.ロジャー・グティエレス
- フェリックス・アルバラードvs.ディージェイ・クリエル
- ラウル・クリエルvs.フェルディナンド・ケロビアン
- ブレア・コブスvs.イソーフ・キンダ
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
| 日時（日本時間） | カード | 詳細 |
|---|---|---|
| 1月3日（日） 09:00 | ライアン・ガルシア vs.ルーク・キャンベル | WBC世界ライト級次期挑戦者決定戦 |
※配信予定、及び出場選手は変更になる場合あり
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