日本時間20日、WBOインターナショナルミドル級タイトルマッチが行われた。ハイメ・ムンギアはカミル・シュレメタと対峙し、6回TKO勝ちを納めている。
ムンギアが自身の実力を示した試合だった。今回の一戦は、実現までに何度も再調整を余儀なくされた。長くフラストレーションをためて、ショーへの復帰を熱望していたムンギア。ついに実現したこの一戦で無慈悲なレフェリーストップ勝ちを収め、6ラウンド終盤で試合を終わらせた。
160ポンド(ミドル級)の有力なコンテンダーと見られているムンギアは、試合への見事な入りを見せた。高速ジャブをポーランド人に浴びせ、状況を有利に進めていく。1ラウンドは両者ともに慣らし運転のような様相を見せたが、初撃を境にムンギアがペースを掴み始めた。
自身の持ち味を存分に発揮し試合を支配し始めると、シュレメタを全方位から攻撃し、タイミングのよいアッパーカットや強烈なボディフックを次々と浴びせていく。この戦いを楽しんでいるように見えたが、試合を支配する一方で決定打となる一撃を見出すことがなかなかできなかった。
対戦するシュレメタはなんとか反撃の機会を伺ったが、ラウンドが進むごとに劣勢となる。6ラウンドにはレフェリーがシュレメタの動きを確認すると、ついに試合終了を告げるゴングが鳴った。レフェリーが試合を止めるとシュレメタは疲れた様子で椅子に座り込んだ。
ムンギアは同郷のエリック・モラレスをセコンドに従え、3度目の登場となった。毎試合成長を見せており、ミドル級王者たちをおびやかす存在として認知されるはずだ。ムンギアの取れる選択肢は数多いが、試合後のインタビューで自身の希望をはっきりと表明した。ガブリエル・ロサードがアンダーカードでベクテミル・メリクジエフに勝利した試合が印象的だったという。次戦への動きはすぐに明らかになるだろう。
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
日時(日本時間) | カード | 詳細 |
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6月27日(日) 8:00 | マルティネス vs.コルドバ | WBC世界フライ級タイトル戦 |
7月10日(土) 10:00 | ラミレス vs.バレラ | ライトヘビー級12回戦 |
※配信予定、及び出場選手は変更になる場合あり
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