日本時間6月13日、ルイス・リットソンがヘレミアス・ポンセとIBFスーパーライト級王座挑戦権を懸けた最後の試合を行う。
会場となるニューカッスルのヴェルトゥ・モータース・アリーナでは、最新のコロナウィルス対策プロトコルに従い来場できる観客は1000人までとなっている。
IBFのタイトルはジョシュ・テイラーが保持している。先週土曜日にはホセ・カルロス・ラミレスを倒し、140ポンドで4つのベルトを独占。アンディスピューテッド王者(同一階級で4つの主要チャンピオンベルトを手にしたチャンピオンのこと)となった。今度の試合の勝者が、テイラーの挑戦者になるだろう。
「ザ・サンドマン」(リットソンの通称)は昨年10月、ピーターバラのイースト・オブ・イングランド・アリーナで行われた無観客試合でミゲル・バスケスと対戦。議論を呼ぶスプリットデシジョンで勝利し、空位であったWBAインターコンチネンタルベルトを獲得。自身の通算成績を21勝1敗(12KO)とした。
ニューカッスルで自身のファンの前で戦った最後の試合で、リットソンはキャリア最高のパフォーマンスを発揮。宿命のライバルとも言えるロビー・デイヴィス・ジュニアに勝利した。この27歳は、無敗のアルゼンチン人、ポンセを相手に熱狂的なファンの前に戻るのを待ちきれないと語る。
「前回は無観客で試合をやるという奇妙な経験をしたが、ファンの前に戻ってくることができてワクワクしている。ニューカッスルの声援はとても大きいし、そうして後押ししてくれるファンがいてくれるのは誇らしいことだ」
「ポンセは前に出るのが好きだね。よいボディをたまに打つし、よいジャブも打つ。タフなファイトになるだろうし、十分準備してきた。懸かっているものが与えられてしかるべき試合になる」
「世界王者になるのにあと1,2試合というところまで来ている。どんなボクサーにとっても世界王者は夢だ。そこにあと少しのところにいるということで、この挑戦者決定戦に向けて自分を奮い立たせてくれる」
24歳のポンセはブエノスアイレス出身だ。2019年には、アルゼンチン人のレオナルド・アミトラーノをポイントで上回り南アメリカタイトルを獲得。同年後半にはベルリンでドイツ人のリコ・ミュラーを倒し、アメリカ大陸外でのデビュー戦を勝利で飾り、IBO王者になっている。
2020年には、後半に2度試合を行っている。対戦相手は全てアルゼンチン人。ルベン・ロペスを90秒でレフェリーストップに追い込んだが、次戦ではサウスポーのホナタン・エニスに10ラウンドに渡って押し込まれた。今回、27連勝でジョーディ(ニューカッスル生まれの人)の人気者リットソンとの対決に挑む。
「この一戦を本当に楽しみにしている」とポンセ。「俺はリコ・ミュラー戦でIBO王座を奪取して、もうヨーロッパで世界王者になっている。6月12日はリットソンに勝って、もうひとつ世界タイトルを獲得しに行きたい。自分の階級では誰とでも戦う準備ができている」
「ルイス・リットソンにとって大きな試合だ。アンディスピューテッド王座戦にあと1試合でたどり着くのだから」とエディー・ハーン会長は語る。
「ニューカッスルで9000人の観客に見てもらう価値のある試合だが、今は1000人でフルハウスになりそうだ。だがニューカッスルのファンにまた会えるのが楽しみだ。このメインイベントは戦争になると思うよ」
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
日時(日本時間) | カード | 詳細 |
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6月13日(日) 2:00 | リットソン vs.ポンセ | IBFスーパーライト級挑戦者決定トーナメント |
6月20日(日) 7:00 | ムンギ vs.スレッキ | ミドル級12回戦 |
※配信予定、及び出場選手は変更になる場合あり
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