フリオ・セサール・マルティネスが、WBCフライ級タイトル防衛戦でマックウィリアムズ・アローヨと対戦する。試合は2月27日、フロリダ、マイアミガーデンにあるハードロックスタジアムで行われる。
このタイトルマッチは、メキシコのスーパースター、サウル“カネロ”アルバレスのミドル級タイトル防衛戦となるアブニ・イユリディン戦のひとつ前のカードとして組まれている。
マルティネス(17勝1敗、13KO)は、自身のベルトを賭けた3度目の戦いになる。2019年12月にクリストファー・ロサーレスをレフェリーストップで破りベルトを奪取した後は、2月にジェイ・ハリスを判定で下し、次いで10月にモイセス・カジェロスを2ラウンドKOで圧倒してみせた。
「またリングに戻ってくることができて幸せだ。アローヨとのマイアミでの試合は激しい戦いになることを約束するよ」と語るマルティネス。「統一戦を控えて、指名挑戦者を相手にすることは重要だし、アローヨとの試合はタフな戦いになるだろう。2021年はこの階級を統一できると信じているし、アンディスピューテッド・チャンピオンになれるはずだ。ボクシングファンに笑顔を取り戻すことができるのを待ちきれないよ」
アローヨ(20勝4敗、15KO)にとって、今回は3度目の世界挑戦となる。2014年9月の初挑戦ではIBF王者アムナット・ルエンロンに惜敗。2016年にはWBC王座とリングマガジン王座をかけてカリフォルニアでパウンド・フォー・パウンドのスター、ローマン“チョコラティート”ゴンサレスに挑戦したものの、敗戦している。
「ついに試合が近づいてきた。メキシコとプエルトリコの一戦のほかに、もう一試合最高の試合を楽しんでもらえるはずだ」
アローヨの共同プロモーターであるミゲル・コットも「二人がファンに最高の戦いを見せられると確信している。マックウィリアムズはタイトルを奪取してプエルトリコに持ち帰る準備ができているよ」と口を揃える。
さらに2月27日のアンダーカードでは、ヘビー級ランカーである中国人のチャン・ツィーレイ(張志磊)が前戦から短期間で戦線に復帰。ジェリー・フォレストと10回戦で対戦する。
「この試合を非常に楽しみにしている」とチャン。「2月27日は2021年第1クォーターで最高のカードが並ぶ興行だ。その一部を担えて光栄に思うよ。リングに入るのが待ちきれない。対戦相手のジェリー・フォレストの幸運を祈るよ。俺は全力でトレーニングに打ち込んでいる。準備は万端だ」
「チャンはサイズが大きくテクニックも素晴らしい。よいファイターだ。だがこちらも準備はできている」と語るのはフォレスト。「2021年は俺にとって新しいスタートになるんだ」
「コロナウイルスのせいでトレーニングが難しくなった。多くのジムが閉鎖したからね。だが、俺は前の試合からずっと調子をキープしている。ヴァージニアのアッシュバーンにあるマネージャーのジムで練習していて、トレーナーたちが試合のプランを作ってくれたり、チャンのサイズやスタイルに合うスパーリングパートナーを連れてきてくれている。この機会が得られたことにワクワクしている。そしてチャンの無敗記録を終わらせられるのが楽しみだ」
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