女子ライト級アンディスピューテッド女王決定戦が行なわれ、ケイティー・テイラーがフィルザ・シャリポワに勝利してベルトの防衛に成功している。
大方の予想を裏切り、接戦となった試合。挑戦者であるシャリポワが女子アンディスピューテッド王者を上回っていた。しかし難しい打ち合いの試合を最後に制したのは、女王のテイラーだった。
試合後のインタビューでテイラーは、苦戦を認めている。
「一流の出来には程遠い試合だった。けれど、私が望んでいたのは勝つことだけ。来年はもっと有名な選手との試合がしたいわ」
「結果的には上手くいった試合だった。勝利は勝利。そういう相手には一歩間違えると大失敗が待っている。指名挑戦者との試合はいつでも難しいわね」
「相手もインサイドに多く入ってきたから、私のパンチもインサイドに当てていくことは難しかった」
さらにテイラーは、死闘を演じたシャリポワを称えている。
「試合が始まったら彼女がすばらしいファイターであることはわかった。技術的にとてもよかった」
「アマチュア時代も良い選手だった。だから今夜はタフな挑戦になると思っていた。皆この相手のことを見逃していたけれど、私たちはそうではなかった」
「今日の勝利は納得のいくものだと思っているから、リマッチをしようとは思っていない。けれど、彼女は素晴らしいファイター。彼女が今日のファイトに臨んだことに敬意を表したい」
勝利したテイラーは2022年にアマンダ・セラーノとの一戦を目指している。
「Matchroom」のプロモーターを務めるエディー・ハーン氏は、セラーノと相対すればテイラーは今回以上のクオリティを発揮するだろうと語る。なおこのビッグマッチは、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催される予定だ。
「彼女はいつでもモチベーションの高いタイプの人だということはわかっている。だが実際は、アマンダ・セラーノ戦に備えるのと、(ジェニファー・)ハン戦やシャリポワ戦に備えるのとは全く違う」
「タフで強いチャレンジャー相手にも、事実上ほぼすべてのラウンドを取っていた。だからセラーノに挑まなければいけないとなったら、史上最高のケイティ―を見ることができると思っているよ」
「ここ最近、スイッチがオフになったり集中を欠いた選手が負けてしまった試合がたくさんあった。こうしたことがケイティーには起こらなくてよかったよ」
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