2022年はまだ半分しか終わっていないが、すでに身震いするようなKOシーンがいくつも見られている。
DAZN記者陣が2022年上半期のベストKOを選定した。
Christpher Walker記者
上半期ベストKO: ジョー・コルディナ (2RTKO)尾川堅一
ジョー・コルディナが尾川堅一を倒した一撃と、リー・ウッドの劇的逆転KO勝利の一騎打ちであったが、結局前者を選択することにした。尾川はボクシング界で最もタフなファイターの一人との前評判を受け、アウェーのウェールズで試合を行った。だがこのイメージは残酷なまでに覆された。第2ラウンド、コルディナの右が見事に命中し試合は一瞬で終了となった。この試合に勝利したコルディナがIBFスーパーフェザー級世界タイトルを手にしている。
Matt Astbury記者
上半期ベストKO: リー・ウッド (12RTKO) マイケル・コンラン
この試合を年間最高試合に推薦したいと思うファンは一定数いることだろう。だが今回の「上半期最高KO」という趣旨に照らせば、間違いなくこの瞬間が選ばれる。
地元ファンの見守る中戦ったリー・ウッドだったが、最終ラウンドまではWBAフェザー級レギュラー王座失冠の危機に陥っていた。コンランは敵地ノッティンガムの雰囲気に飲まれず、試合開始のゴングから主導権を奪うことに成功した。
第1ラウンドにウッドからダウンを奪ったコンランは、異国の地での一戦をアイルランドボクシング界の記憶に残る夜にしようとしていた。だが試合が第12ラウンドにまでもつれると、ウッドが攻撃に転じた。この状態で勝つ方法はTKOしかないと分かっていたようだ。
果たして、この戦略をウッドは見事に成功させた。ノックアウトされたコンランはリングから転落してしまうほどだった。センセーショナルな幕引きにより、ノッティンガムのモーターポイント・アリーナで行われたこのイベントは記憶に残るものになった。
Liam Happe記者
上半期ベストKO: ジョー・コルディナ (2RTKO)尾川堅一
フィニッシュこそがこの試合の全てだった。天性の技術を持ったオリンピアンが非常にタフな王者をワンパンチでKOしたことで多くの人を驚かせた。
冷酷かつ劇的なフィニッシュだった。このウェールズ人が勝利の瞬間ニュートラルコーナーに歩いていったシーンも、このとてつもない一撃を際立たせる演出のようになっている。
George Lacey記者
上半期ベストKO: ジョー・コルディナ (2RTKO)尾川堅一
カーディフのモーターポイント・アリーナに集まった満員観客の前で、ジョー・コルディナは時代に名を刻むほどのノックアウトで幼少からの夢を実現させた。
第2ラウンド、ウェールズの魔法使い(The Welsh Wizard:ジョー・コルディナの愛称)は尾川堅一を衝撃的な右で打ちのめし、試合を終わらせた。
この瞬間、スターが誕生した。ウェールズは自国13人目の世界王者を歓迎した。
Steven Muehlhausen記者
上半期ベストKO: リー・ウッド (12RTKO) マイケル・コンラン
このような状況になれば、激しい試合になるのは当然のことだった。英国とアイルランドという2つの国を代表する男が立ち上がり、拳を交わす戦いだったのだから。コンランはポイントで有利に立ち、第12ラウンドを迎えたように見えた。そのことを理解した上で、ウッドは全力を振り絞り攻撃に向かった。この作戦が見事に功を奏した。試合を決定づける右がヒットするとコンランはロープの外へ。ウッドがベルトを防衛し、時代に刻まれるKOを記録した。
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
日時(日本時間) | カード | 詳細 |
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7月29日(日) 10:00 | ゴンザレス vs.アングロ | ライト戦8回戦 |
8月7日(日) 3:00 | スミス vs.オメイソン | スーパーライト戦12回戦 |
※配信予定、及び出場選手は変更になる場合あり
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