無敗のノックアウトマシン、テキサス州グランドプレーリー出身のヴァージル・オルティスJr(19勝0敗、19KO)がついに世界戦の扉を開けた。相手はこちらも無敗の王者、リトアニア・カウナス出身のエイマンタス・スタニョーニス(14勝0敗、9KO)で、スタニョーニスの持つWBAウェルター級レギュラー王座が懸けられる。12回戦で行われるこの試合は4月29日(現地時間)にテキサス大学アーリントン校内のカレッジ・パーク・センターで行われる。なお、試合の模様はDAZNから生中継される。
「とても嬉しいよ。ついに世界戦を戦えるところまで来たのだから」とオルティスJr。「リング内外でやってきたことや、障害を越えてきたことがこの瞬間につながった。スタニョーニスは強烈なパワーを持つ素晴らしいファイターだ。プロモーター、ゴールデン・ボーイ、WBA、そしてマネジャーのリック・ミリジアンに、フィニッシュラインを超えることができたことを感謝したい」
「ヴァージルが対戦を申し込んできた。だから私たちはここにいる」とスタニョーニス。「特別な試合になりそうだと感じている。ライバルとして互いにリスペクトしているが、(試合は)間違いなく戦争になるだろう」
「4月29日(※現地時間)のリングは戦争になるだろう。2人の危険なファイターがウェルター級トップの座を争うのだから」と語るのはゴールデン・ボーイ・プロモーションの会長とCEOを務めるオスカー・デラホーヤ氏。「オルティスとスタニョーニスはエリートクラスのファイターだ。世界王座のために危険なほどのパワーとプレッシャーを解き放つことを恐れないだろう」
「オルティスやスルド(ラミレス)が今年最初の4ヶ月の間に試合を行うことになっており、2023年はすでに我々史上最高のスケジュールになろうとしている」と、DAZNノースアメリカCEOのジョセフ・マルコウスキー氏。「ヴァージルは未来の世界王者だ。スタニョーニスという非常にタフな対戦相手を前に、これまでで最も厳しい試練になるだろう。DAZNから独占生中継されるこの素晴らしいファイトをぜひ見てほしい」
100%のKO勝率を誇るオルティスJrは、強豪ひしめくウェルター級のトップに限りなく近い存在だ。2022年8月に行った最も最近の試合は見所の多い激戦だった。地元テキサスの観客を前にマイケル・マッキンソンと戦い、自身のポートフォリオを実行し7ラウンドKOで勝利した。24歳のオルティスJrはこれまでアントニオ"リレントレス"オロスコ、ブラッド"キング"ソロモン、モーリス"マイティ・モー"フッカーといったコンテンダーをKOしており、2016年のプロデビュー以来エキサイティングなキャリアを築き上げてきた。オルティスは現在WBAとWBOで第1位、WBAで第2位、IBFで第3位にランクインしている。世界戦を戦うのは今回が初めてだ。
現WBAウェルター級レギュラー王者のスタニョーニスは2022年4月、ラジャブ・ブタエフとの激戦をスプリットデシジョンで勝利しタイトルを獲得した。28歳で元オリンピアンのリトアニア人は、2016年ブラジル五輪で自国を代表して戦うなど、アマチュアで様々な功績を残した。2017年にプロ転向してからジャスティン・デローチ、ハネル・ゴンサレス、トマス・デュロルメといったファイターを倒しながら無敗を維持し、すぐにプロスペクトからコンテンダーへと評価を高めた。
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
日時(日本時間) | カード | 詳細 |
---|---|---|
2月19日(日) 4:00 | ウッド vs.ララ | WBA世界フェザー級タイトルマッチ |
2月19日(日) 10:00 | ネリ vs.ホヴァニシアン | WBC世界バンタム級挑戦者決定戦 |
2月24日(金) 11:00 | ラミレス vs.パディラ | スーパーフライ級10回戦 |
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。