5月のケイティ・テイラー vs シャンテル・キャメロンでテイラーが敗れたことで、クラレッサ・シールズが女子ボクシング界最高の選手であることに疑いの余地はなくなった。
ライト級のテイラーが初めての敗北を喫し、支配は終わりを告げた一方、アメリカ人のシールズはプロボクシングで無敗を維持し続けている。
シールズはこれまでアマチュアの大会、オリンピック、そしてプロボクシングでキャリアを重ね、別の格闘技でも名を刻むべくMMAにも挑戦している。
ミシガン州フリント生まれのシールズは、アマチュアボクサーだった父、ボー・シールズを通じてボクシングの道を歩み始めた。11歳の頃フリントのバーストン・フィールド・ハウスでトレーニングを始め、コーチ兼トレーナーのジェイソン・クラッチフィールドと出会うことになる。
DAZNニュースでは、これまでの彼女の偉業をまとめた。
クラレッサ・シールズ データと戦績
- 国籍:アメリカ
- 生年月日:1995年3月17日
- 身長:170.2cm
- リーチ:172.7cm
- 総試合数:13勝0敗
- 戦績:13勝0敗(2KO)
王者経験
シールズは、2012年のロンドン五輪と2016年のリオデジャネイロ五輪でミドル級の金メダルを獲得。
2014年の韓国・チェジュ島で開催された世界選手権と、2年後のカザフスタン・アスタナで開催された世界選手権でミドル級で出場。金メダルを獲得した。
2015年のパンアメリカン競技大会でもライトヘビー級で金メダルを獲得した。
2017年には、NABFミドル級、WBCシルバースーパーミドル級、WBC、IBFスーパーミドル級のタイトルを獲得。
2018年には、WBANスーパーミドル級王座、WBA、IBF女子ミドル級王座、およびWBCミドル級王座を奪取することに成功。
翌年には、WBO、リングマガジンミドル級王座を獲得した。
2020年には、WBC、WBOスーパーウェルター級王座を獲得。
そして、2021年には、IBF、WBA(スーパー)、リングマガジンスーパーウェルター級のベルトを獲得。
さらに、2022年にはWBFミドル級王座とWBOミドル級王座を獲得した。
これらの実績により、シールズは3つの階級で世界チャンピオンに輝き、2021年3月以降スーパーウェルター級でアンディスピューテッド王者を堅持している。また、2019年から2020年にかけてミドル級統一王者であり、2017年から2018年にはスーパーミドル級統一王者だった。
最大の勝利
シールズのキャリア後半において、2つの重要な試合があった。
2019年4月13日 - シールズ vs ハマー
シールズは、クリスティーナ・ハマーを3-0の判定で下し、無敗のままミドル級王者となった。判定は98-91、98-91、98-92だった。
2022年10月15日 - シールズ vs マーシャル
アメリカのシールズは、9月10日にWBOミドル級チャンピオンのサバンナ・マーシャルとの統一戦を戦う予定だったが、エリザベス女王の訃報により試合が1か月延期された。
シールズとマーシャルはフルラウンドの激闘を繰り広げ、シールズが97-93、97-93、96-94で勝利し、この階級で2度目の4団体統一を果たした。
MMA挑戦と戦績
ボクシング界最高の選手たちとの対戦に満足せず、シールズはプロフェッショナル・ファイターズ・リーグと3年契約を結び、2021年6月10日にブリトニー・エルキンとの試合でMMAデビューを果たした。彼女は第3ラウンドにテクニカルノックアウト勝利を収めた。
2度目の試合は2021年10月27日に行われた。アビゲイル・モンテスと対戦したが、シールズはスプリットデシジョンで敗北を喫した。
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
日時(日本時間) | カード | 詳細 |
---|---|---|
6月4日(日) 10:00 | クラレッサ・シールズ vs.マリセラ・コルネホ | 4団体統一女子世界ミドル級タイトルマッチ |
6月9日(金) 10:00 | フローレス vs.サンティバニェス | バンタム級10回戦 |
6月11日(日) 3:00 | サニー・エドワーズ vs.アンドレス・カンポス | IBF世界フライ級タイトルマッチ |
6月11日(日) 9:00 | ハイメ・ムンギア vs.セルゲイ・デレフヤンチェンコ | スーパーミドル級12回戦 |
6月18日(日) 8:00 | レジス・プログレイス vs.リアム・パロ |
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