日本時間6月18日、WBCスーパーライト級世界王者レジス・プログレイスはダニエリート・ソリージャを破り、タイトルを防衛した。
34歳のプログレイスは、2019年のジョシュ・テイラー戦以降5連勝中。しかし、今回の防衛戦ではプエルトリコのソリージャをノックアウトすることはできず、フルラウンドを戦い抜いた。
実力者ソリージャの前に辛勝を飾ったプログレイスだったが、それでも試合後、ライト級アンディスピューテッド王者デヴィン・ヘイニーを含む他の王者たちに挑戦する意欲を見せた。
「(デヴィン・)ヘイニーがいるし、テオ(テオフィモ・ロペス)はどうなっているのかわからないし、(スブリエル・)マティアスもベルトを持っている」プログレイスはDAZNのインタビューで語った。
「俺にはたくさんのビッグマッチがある。次は何が起こるだろうね」
以下では、プログレイスが提案した3つの選択肢を検討してみたい。
デヴィン・ヘイニー
ヘイニーが階級を上げたとして、プログレイスのような体格のファイターを相手に対応できるだろうか?これについては以前から議論されていた。
無敗のアメリカ人ライト級ファイター、ヘイニーは、最近ウクライナのワシル・ロマチェンコと対戦した。ロマチェンコはより軽量の階級で様々な経験を経て、現在これまでで最も重い階級で戦っているが、ライト級を主戦場としてきたヘイニーは苦戦を余儀なくされた。
ヘイニーにとって問題は、特に調整戦を挟まずにステップアップに適応できるかどうかだろう。一方プログレイスにとっては、技術的に優れた選手と対戦することがリスクとなる。
ヘイニーの父親であるビルはプログレイスの試合を観戦していたが、プログレイスはKOで仕留めることができなかったため、それほど脅威に感じなかったに違いない。
テオフィモ・ロペス
ロペスは先週、ジョシュ・テイラーからWBOスーパーライト級のベルトを見事に奪取した。だが、その後タイトル返上を宣言した。25歳のロペスは、大きなオファーがあれば戻ってくるだけだと主張している。
ヘイニーが140ポンド(スーパーライト級)でステップアップしようとすれば、プログレイスだけでなくロペスも魅力的に映るだろう。双方が階級を支配することを目指している中で、ヘイニーはさらなるリスク要素となる。
もしロペスがタイトルを維持することを決めれば、更なる統一戦が実現しやすくなり、ビッグマッチが期待できる。
スブリエル・マティアス
31歳のプエルトリコ人ファイター、マティアスは、まだそれほど強力な選手を倒してはいないが、IBF同級王者であり、プログレイスのベルトは彼にとって魅力的だろう。
スーパーライト級での注目選手は他にも多く、キャッチウェイトで行われたガーボンタ・デーヴィス戦で敗れたライアン・ガルシアが復帰戦を予定している。また、"タンク"デーヴィス本人も、ベルトを求めてスーパーライト級に階級を上げる意志を見せている。
プログレイスはマティアスの名前を挙げているものの、ガルシアやデーヴィスも、キャリアの終盤を迎えるプログレイスに注目の戦いを提供できる選手だ。
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
日時(日本時間) | カード | 詳細 |
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6月25日(日) 9:00 | ベルランガ vs. クイッグリー |
NABO北米スーパーミドル級 |
7月2日(日) 3:00 | スミス vs. マクスウェル |
英国・英連邦スーパーライト級 |
7月8日(土) 10:00 | パチェコ vs. ガジェゴス |
WBOインターナショナル・WBC米国 |
7月9日(日) 9:00 | スタニオニス vs. オルティス |
WBA世界ウェルター級 |
7月16日(日) 4:00 | ケリー vs. コルソ |
WBAインターナショナル |
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