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【レビュー】ライアン・ガルシア、デヴィン・ヘイニーから3度のダウンを奪い衝撃の判定勝利 | ボクシング

Mark Lelinwalla
【レビュー】ライアン・ガルシア、デヴィン・ヘイニーから3度のダウンを奪い衝撃の判定勝利 | ボクシングGolden Boy
【ボクシング レビュー】4月21日、スーパーライト級のライアン・ガルシアがWBC王者デヴィン・ヘイニーに挑戦した。体重超過をはじめ物議を醸したガルシアがなんと判定勝ちを収めた。

日本時間4月21日、WBCスーパーライト級王者デヴィン・ヘイニーとライアン・ガルシアが対戦した。戦前からソーシャルメディアで物議を醸す投稿を連発したライアン・ガルシアだが、精神的な安定性に疑問が持たれていた。勝利に値するだけの戦いができるかさえ不透明だった。

前日計量で3.2ポンド(約1.4kg)ものオーバーウェイトを記録したことで、その印象をさらに増幅させたかもしれない。

しかし「キング・ライ」の異名を持つガルシアは、意外にも最後に笑う者となった。ニューヨーク・ブルックリンのバークレイズ・センターで王者を3度のダウンへと追い込み、マジョリティ・デシジョンで判定勝ちを収めた。ジャッジは112-112、114-110、115-109とガルシアに軍配を上げた。DAZNニュースの独自採点ではガルシアを113-111と評価した。

計量で143.2ポンド(約64.9kg)を記録し、140ポンドのリミットをクリアすることができなかったため、ヘイニーの持つタイトルを戴くことはできなかったが、ガルシアが「ザ・ドリーム」へ与えた影響は、その重さの分だけ価値があった。

試合開始直後、ガルシアが繰り出した自慢の左フックでヘイニーを揺さぶったことは、キャリア最大の勝利に繋がる予兆だった。

ヘイニーは堅実なボクシングを見せ、第6ラウンド終了時点でポイントリードしていたが、ガルシアは第7ラウンドに試合の流れを一変させた。強烈な左フックと続くショートの右ストレートで、ヘイニーを初めてのダウンへと追い込んだ。ガルシアはこのラウンドで試合を終わらせることもできたかもしれないが、レフェリーのハーヴィー・ドックはノックダウン後に減点を言い渡した。クリンチのブレークを求めている最中にガルシアがヘイニーを打ち抜いたためだ。

2度目のダウンは第10ラウンド。ガルシアが再び左フックでヘイニーを捕らえ、その後の連打でヘイニーをキャンバスに沈めた。

続く第11ラウンド、ガルシアは左フックをヘイニーの顎に直撃させ、再びダウンを奪った。

10-8のポイントがつくラウンドを連続で獲得する劇的な展開によって勝利をたぐり寄せると、趨勢が決まった最後の30秒間でガルシアはヘイニーを挑発。熱狂の中、勝利を嚙みしめた。

下馬評を覆す勝利でガルシアの戦績は25勝1敗(20KO)となった一方、初黒星を喫したヘイニーは31勝1敗(15KO)となった。

アマチュア時代に3勝3敗の成績で並んでいたライバルだが、ガルシアはその均衡を力強く壊し、勝ち越しを決定づけた。

試合後、ガルシアは試合前の振る舞いについても口を開いている。

「インターネット上の出来事を真に受けたり、虚偽の現実に浸って生きるのはもう止めにしないといけない」とガルシアは報道陣に語りかける。「現実には、もっと重大な問題が山積している。一番案じるべきことは、インターネットでガキが妙な行動をしていることじゃない。世界で起こっている実際の出来事に焦点を合わせるべきだ。目を覚ませよ」

さらにガルシアは続けた。「子供が傷ついていても、誰も構いやしない。皆ただ『アイツはイカれているんだ。陰謀なんだ。それだけのことだ』とああだこうだ言う。だが実際には、問題は現実に起こっている。自分の評判を棒に振り、皆に自分が狂っていると思わせていた。しかし、今となっては、本当にイカれていたのは誰だっただろうか?」

試合前に幾度となくなされたソーシャルメディアでの投稿とコメントは物議をかもし、ガルシアがヘイニーと相対し、勝利を得るために十分な精神を保てているか、疑問視されていた。

オーバーウェイトとはいえ王者から3度のダウンを奪い判定勝利を成し遂げたが、それでもガルシアは「狂気」のレッテルを批判者に返すことをやめなかった。

「本当は言いたくなかったが、それが真実だ」とガルシアは続けた。「みんな『自分がおかしくなっている』と認識する必要があるんだ。おかしかったのはおまえたちだ。俺じゃない。おまえたちだ。俺は実際には正気を保っていたんだ」

結果的に勝利を掴んだのはガルシアだったが、ガルシアの振るまいや体重超過は大いに物議を醸した。今回の結果で王座は移動しないとの裁定が下されたが、これまで無敗だったヘイニーがオーバーウェイトの挑戦者に敗北を喫した事実は残る。両者ともに再戦を希望しているとのことだが、今後の動向にも注目したい。

ボクシング 配信予定 | DAZN番組表

日時(日本時間)カード詳細
4月21日(日)
10:00
ヘイニー
vs. ガルシア

WBC世界S・ライト級
タイトルマッチ

4月27日(土)
9:00
テレス
vs. ジャクソン

 

4月28日(日)
3:00
Dream Boxing
in ニュルンベルク

 

4月28日(日)
3:00
マクレール
vs. オクイン

S・バンタム級10回戦

4月28日(日)
9:00
ラミレス
vs. バルテルミー

 

5月5日(日)
2:00
Dream Boxing
in ルートヴィヒスハーフェン

 

5月5日(日)
10:00
カネロ
vs. ムンギア

4団体統一世界S・ミドル級
タイトルマッチ

5月19日(日)
1:00
フューリー
vs. ウシク

4団体統一世界ヘビー級
タイトルマッチ

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