サウル・カネロ・アルバレスとゲンナジー・ゴロフキンは、長年待ち望まれた3度目の激突に向けてついに動きだしそうだ。
ゴロフキンは4月に村田諒太に対して9ラウンドTKO勝利を挙げ、自身2度目のミドル級統一王者となった。一方のカネロは日本時間5月8日にディミトリー・ビボルと対戦したが、判定の末に人生2度目の敗北を喫してWBAライトヘビー級スーパー王座を手にすることはできなかった。この結末は世界を震撼させた。
カネロの敗戦を受けて、世界中のファンが待ち望んだGGGとの一戦は一度保留となってしまったかと思われた。
ビボルとの契約にはリマッチ条項が含まれているが、カネロは権利を行使するのか? それとも最も強力なライバルとの再戦に向けてすべてを投げ打つのか? カネロ自身はまだ決断を下していない。
そんな中、北米を中心に放送される『DAZN Boxing Show』内で、プロモーターのエディー・ハーン氏はカネロの次戦について言及。ゴロフキンとの再戦を先に行った上で、ビボルとのリマッチを行うだろうと私見を語り、理由を述べた。
「ゲンナジー・ゴロフキンとの3戦目の方が好きだから、私の見方は偏っているけれど、そちらの方がずっと興味深い。彼は敗戦を喫したばかりであり、もしゲンナジー・ゴロフキンに負けるようなことになれば、彼のキャリアはどうなるだろう?」
「175ポンド(ライトヘビー級)で負けて、今度は168ポンド(スーパーミドル級)で負けたら、もう世界王者ではなくなってしまう。もちろん彼はカネロ・アルバレスだ。だが、あれほどの敗戦を喫したあとだ。カネロ・アルバレスにはとても大きなプレッシャーがのしかかっている。敗戦があれほどの男に対してどういう影響をもたらすか、わからないだろう」
「数年前にフロイド・メイウェザーに負けた時、彼が苦しんでいたことを知っている。だが当時の彼は若かった。今回は立ち直れるだろうか? 今回の敗戦の影響はどうだろうか? 自信がなくなってしまってはいないだろうか?」
「とはいえ、私はリマッチも見たいと思っているよ。彼は私に意見を求めてきたが、『我々は強制はしないよ』と答えた。たぶん先にGGGと対戦し、それからビボルと再戦するだろう。私なら多分そうするだろう」
「ビボルには9月か10月にビッグマッチを提供しよう。(ジョシュア・)ブアツィと(クレイグ・)リチャーズの勝者か、カラム・スミスと(スルド・)ラミレスの勝者のどちらかかな。けれど、リマッチとなればメガファイトだ」
31歳のアルバレスが持っている選択肢は、どちらも現ボクシング界における最大級のファイトであるとハーン氏は感じているという。
「実際、今のボクシング界最大のビッグファイトを二つ挙げるなら、カネロvsGGGと、カネロvsビボルのリマッチだね」とハーン氏は明言した。
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
日時(日本時間) | カード | 詳細 |
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5月21日(土) 3:00 | レハラガ vs.メトカルフ | WBAコンチネンタルスーパーウェルター級王座決定戦 |
5月22日(日) 3:00 | ブアツィ vs.リチャーズ | ライトヘビー級12回戦 |
※配信予定、及び出場選手は変更になる場合あり
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