ランド・ノリスがマクラーレンと複数年契約を締結「ここで勝ち、チャンピオンになりたい」｜F1

マクラーレンF1チームは現地時間19日、ランド・ノリスと契約延長したと公表した。2022年以降の複数契約を結んだことが明らかになっている。

1999年イギリス生まれ、現在21歳のノリスは2017年にマクラーレンとテストドライバー契約を結び、翌2018年にはマクラーレンでテスト兼リザーブドライバーを務める傍ら、F2で年間2位の成績を残した。

2019年からマクラーレンのレギュラードライバーとなり、ここまで2度の表彰台を経験。近年、マクラーレンは低迷が懸念されていたが、近年は復活の兆しを見せており、ノリスは名門復活の原動力として存在感を示していた。

なお、今回は2022年以降の複数年契約とのことでノリスの正確な契約期間は公表されていないが、最短でも2023年までマクラーレンのシートに収まることが確実となる。同僚ダニエル・リカルドは今季3年契約で同チームに加わったことから、2023年までノリス＆リカルドのセットが継続される見通し。

ノリスはチームの公式メディアを通じ、次のように契約延長の喜びを語っている。

「2022年以降もマクラーレンと契約を結んだことを本当に嬉しく思っているよ。このチームには5年近く在籍しているし、みんなが家族の一員だと感じている。他の場所でキャリアを再スタートさせることなんて今の自分には想像できないよ。マクラーレンではジュニアシリーズ時代から大きなサポートを受けている。自分はここでドライバーとして学んできたし、成長することを心から楽しんでいる」

「自分にとってここですべきことは明確だ。最大の目標はレースに勝ち、F1世界チャンピオンになること。このチームでそれを成し遂げたいと思っているんだ。2017年に参加して以来、僕らは大きく進歩している。将来に向けて明確な野心を持っているよ」

マクラーレンCEOのザク・ブラウン氏も「ランドが示した成長を嬉しく思っているし、彼はチームの誇り。F1グリッド上で最も優秀な才能を示しているドライバーであり、これからも一緒に戦えることを嬉しく思っている。オントラックとオフトラックの両方で、自分らしさをどんどん出していってほしいね」との声明を発表。若きイギリス人ドライバーに賛辞を贈っている。