ベルガー氏がレーシング・ポイントの急浮上に見解「1年落ちのメルセデスでもベッテルなら勝負になる」 | F1

かつてベネトン、フェラーリ、マクラーレンのドライバーを務めたゲルハルト・ベルガー氏が、力を付けてきているレーシング・ポイント、そして来季のシートが決まっていないセバスチャン・ベッテルについて自身の見解を示している。

ベルガー氏は『f1-insider.com』に対して「ベッテルは、自身との契約を延長しなかったフェラーリに後悔させようと思っているみたいだね」と述べている。

「フェラーリは今季、明らかにひどいマシンとなっている。だから必ず勝たなくてはならないというプレッシャーもない。ハンガリーで見たところ、ベッテルは昔の彼に戻っていたよ。同僚の（シャルル）ルクレールよりもアドバンテージを示していた」

ベッテルは今季限りでフェラーリを去ることが確定している。一部報道では来季からアストンマーティンに名称が変わるレーシング・ポイントへ移籍するのではないかと伝えられていた。レーシング・ポイントは今季メルセデスに次ぐ速さを見せているだけに、ベルガー氏はもしベッテルが移籍した場合、ある程度勝負になると見ているようだ。

「セルジオ・ペレスや（ランス）ストロールを悪く言うつもりはないよ。だけど、もしベッテルがあのチームに加わったら、1年落ちのメルセデスでも十分に勝負できるはず。おそらく今季の選手権で2位に入れるんじゃないかな」

レーシング・ポイントはメルセデスのパワーユニットを採用しており、今季のシャシーは2019年のメルセデスに類似していることから“ピンクメルセデス”と呼ばれている。2020年は王者メルセデスに次ぐポテンシャルを示していることから、今季は表彰台の頂点もあり得るのではないかと見る向きも。

来季のシートが決まっていないベッテル。進捗著しい現レーシング・ポイント、アストンマーティンが4度の世界王者ベッテルを、来季から迎え入れるシナリオは実現するのだろうか。

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