第16戦サクヒールGPでS・ペレスがF1初優勝！メルセデスは終盤のピットミスで自滅｜F1

2020年F1第16戦サクヒールGP決勝が現地時間6日行われ、レーシング・ポイントのセルジオ・ペレスがF1初優勝を果たした。2位エステバン・オコン、3位ランス・ストロールとトップ3はレーシング・ポイントとルノーの顔ぶれとなった。

レースはオープニングラップのターン4へと入る前、シャルル・ルクレールとセルジオ・ペレスが接触。それを避けようとしたマックス・フェルスタッペンがオーバーランでリタイアするという事態に。S・ペレスはここでスピンしたため、一度最後尾へとポジションを下げた。

そこからメルセデスの1－2体制でレースが進むも、終盤には大波乱が待っていた。セーフティーカーが入ったタイミングの62周目、メルセデスはタイヤ交換でミスをしてしまう。最初にトップのラッセルが入り、立て続けにボッタスもピットイン。ラッセルが間違ったタイヤを履いたとして、すぐさま次のラップで再びピットへと戻ることに。クルーが混乱する中、ボッタスも交換予定のタイヤではなく、中古のハードタイヤに戻してコースへと復帰した。

その間にトップに立ったのは序盤で最後尾まで順位を落としたS・ペレス。オコン、ストロールと続いた。ボッタスは4番手、ラッセルは5番手で戻り、ラッセルはそこから2番手まで順位を上げる。だがここでタイヤトラブルが発生したラッセルは再びピットに入ったため、順位を大きく落とした。

結局レースはS・ペレスがそのままトップチェッカーを受け、F1キャリア初となるポディウムの中央に立った。メキシコ人ドライバーがF1で勝利したのは1970年以来、実に50年ぶりのこと。

2位オコン、3位ストロールと続き、以下カルロス・サインツ、ダニエル・リカルド、アレクサンダー・アルボン、ダニール・クビアトと続いた。ピットでのミスが響いたメルセデスは8位ボッタス、9位ラッセルに終わった。なお、ラッセルについては間違ったタイヤセットを履いたことにより審議の対象となっている。

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