2021年のF1第21戦、サウジアラビアGP決勝が現地時間5日行われた。
スタートでは大きな混乱もなく、ルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタス、マックス・フェルスタッペンと上位勢はグリッド順のままオープニングラップを終える。後方では8番手スタートの角田裕毅が12番手に順位を下げた。
レースは9周目の途中でミック・シューマッハがターン22でクラッシュし、すぐさまセーフティーカー導入となる。ハミルトンはここでピットインを行い、2番手ボッタスはスピードを落として3番手フェルスタッペンをブロックするような形にしてからピットに入る。
フェルスタッペンはそのままステイアウトとなったため、トップはフェルスタッペン、ほぼ差がない2番手と3番手はタイヤ交換済みのメルセデス勢という状況となった。そして14周目の途中、バリア回復のために赤旗中断に移行する。
これでメルセデス勢が圧倒的有利の状況から戦局は一変。赤旗中断になるとレース再開前にピットレーン上でタイヤ交換が可能となるため、フェルスタッペンなどピットインせずコースに留まったドライバーが得する流れに。
現地時間21:15にスタンディングスタートで15周目から再開となり、ターン3でセルジオ・ペレスがシャルル・ルクレールとの接触でスピン。そこから派生してジョージ・ラッセルとニキータ・マゼピンも接触でリタイアとなり、レースは再び赤旗中断となる。
マシンとデブリ除去後21:40よりレース再開とアナウンスされ、赤旗直前に起こったターン1でのフェルスタッペン&ハミルトンのライン取りからフェルスタッペン側にペナルティが科され、再々スタート時は1番手エステバン・オコン、2番手ハミルトン、3番手フェルスタッペンの順番でスタンディングスタートとの裁定となった。
フェルスタッペンはこのタイミングでハードからミディアムにスイッチ。ハミルトンはハードのままでグリッドに着いた。再スタートではミディアムのフェルスタッペンが良い蹴り出しからターン1でインを突きトップに躍り出る。2番手ハミルトンという順番になった。後方では12番手スタートの角田が9番手まで順位を上げている。
そこからフェルスタッペンとハミルトンは1秒前後の差を保ちつつ、マッチレースの状態となる。23周目、ストレートエンドのターン1~2で、セバスチャン・ベッテルを抜こうとした角田裕毅が接触。バーチャルセーフティーカーとなり、フロントウイングを壊した角田はピットインを余儀なくされ16番手に順位を落とし、そのうえ5秒のタイムペナルティが科されることとなった。
28周目、トラック上にパーツが散らばっていることもあり、バーチャルセーフティーカー導入。レースは33周目からグリーンフラッグになり、50周のファイナルラップまであと17周となる。36周目にも再びデブリ除去のためバーチャルセーフティーカーとなる。
そして37周目のターン1で2番手ハミルトンがフェルスタッペンをオーバテイクしようとするも、フェルスタッペンがブロックする形で順位は変わらず。この周の後半、レッドブルはフェルスタッペンに対して、ハミルトンにポジションを譲るよう無線で指示。そこでフェルスタッペンがペースを落としたところ、ハミルトンがフェルスタッペンにターン26で追突。ハミルトンはフロントウイングにダメージを負った。
43周目にフェルスタッペンはレースコントロールに従う形でハミルトンにポジションを譲り、順位を2番手に落とす。この直後、フェルスタッペンには37周目ターン1のブロックにより、5秒のタイムペナルティが科された。
レースはその後トップのハミルトンがファステストラップを連発しながら2番手フェルスタッペンを引き離し、そのままトップでフィニッシュチェッカーを受けた。今季8勝目をマークし、ファステストラップも刻んで26ポイントを加算。2位フェルスタッペンは18ポイントを手にしたため、両者は369.5ポイントで並び、最終の第22戦アブダビGPでタイトルを決することになった。なお、同一ポイントながら優勝回数で上回るため、ドライバーズランキングは総合1位フェルスタッペン(9勝)、2位ハミルトン(8勝)となっている。
3位フィニッシュはファイナルラップで順位を上げたボッタス。4位オコン、5位ダニエル・リカルド、6位ピエール・ガスリー、7位シャルル・ルクレール、8位カルロス・サインツ、9位アントニオ・ジョビナッツィ、10位ランド・ノリスまでが入賞となった。
角田裕毅は14位で完走を果たしている。
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チーム・ドライバー
日程・番組表
レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
第1戦 | バーレーンGP | 3月26日(金) ~27日(土) | 3月28日(日) |
第2戦 | エミリア・ロマーニャGP | 4月16日(金) ~17日(土) | 4月18日(日) |
第3戦 | ポルトガルGP | 4月30日(金) ~5月1日(土) | 5月2日(日) |
第4戦 | スペインGP | 5月7日(金) ~ 8日(土) | 5月9日(日) |
第5戦 | モナコGP | 5月20日(木) ~22日(土) | 5月23日(日) |
第6戦 | アゼルバイジャンGP | 6月4日(金) ~5日(土) | 6月6日(日) |
第7戦 | フランスGP | 6月18日(金) ~ 19日(土) | 6月20日(日) |
第8戦 | シュタイアーマルクGP | 6月25日(金) ~26日(土) | 6月27日(日) |
第9戦 | オーストリアGP | 7月2日(金) ~ 3日(土) | 7月4日(日) |
第10戦 | イギリスGP | 7月16日(金) ~ 17日(土) | 7月18日(日) |
第11戦 | ハンガリーGP | 7月30日(金) ~31日(土) | 8月1日(日) |
第12戦 | ベルギーGP | 8月27日(金) ~28日(土) | 8月29日(日) |
第13戦 | オランダGP | 9月3日(金) ~ 4日(土) | 9月5日(日) |
第14戦 | イタリアGP | 9月10日(金) ~ 11日(土) | 9月12日(日) |
第15戦 | ロシアGP | 9月24日(金) ~25日(土) | 9月26日(日) |
第16戦 | トルコGP | 10月8日(金) ~ 9日(土) | 10月10日(日) |
第17戦 | アメリカGP | 10月22日(金) ~ 23日(土) | 10月24日(日) |
第18戦 | メキシコGP | 11月5日(金) ~ 6日(土) | 11月7日(日) |
第19戦 | サンパウロGP | 11月12日(金) ~ 13日(土) | 11月14日(日) |
第20戦 | カタールGP | 11月19日(金) ~ 20日(土) | 11月21日(日) |
第21戦 | サウジアラビアGP | 12月3日(金) ~ 4日(土) | 12月5日(日) |
第22戦 | アブダビGP | 12月10日(金) ~ 11日(土) | 12月12日(日) |