ケビン・マグヌッセンがハース復帰！マゼピンの代案として2季ぶり古巣帰還「今一度F1で戦えることに興奮している」｜F1

ハースF1チームは9日、2020年まで同チームのレギュラードライバーだったケビン・マグヌッセンが復帰することを公表。複数年契約を結んだことも明らかにしている。

今年2月24日にロシア軍がウクライナ侵攻を行ったことから、ハースはロシア・ウラルカリ社とのパートナーシップ、及びロシア人ドライバーのマゼピンとの契約を解消したと3月5日に発表した。それから数日が経過し、マゼピンの穴埋め役としてハースはマグヌッセン復帰を公表。デンマーク人ドライバーは、2季ぶりF1のシートに収まることとなった。

1992年生まれ、デンマーク国籍のマグヌッセンはマクラーレン（2014～2015）、ルノー（2016）と渡り歩き、2017年よりハースに在籍。2020年までレギュラードライバーを務めたが、マゼピン＆ミック・シューマッハに弾き出される形で2020年限りでハースのシートを失っていた。

F1から去ったマグヌッセンは2021年、ウェザーテック・スポーツカー選手権やインディカーなど、異なるレースコンペティションで戦っていた。だがマグヌッセンはハース離脱後もチームとは良好な関係を築いており、結果的に2季ぶりに古巣ハースへと帰還することに。

マグヌッセンはハース復帰について、チーム公式メディアを通じて次のようなコメントを発している。

「僕としても今回、話を受けてとても驚いたよ。ハースF1チームからの電話がかかってきた瞬間、一気に興奮した」

「正直なところ、2022年は異なる方向を向いて活動をするつもりだった。でもF1復帰の話をいただき、それが自分のよく知るハースだったことから、これに勝る魅力的な話はないと思ったんだ。僕を迅速に解放してくれたプジョー、チップ・ガナッシレーシングの両方に本当に感謝しなければいけないね。どちらも素晴らしいチームだよ」 

「そして、F1でのキャリア再開というチャンスを与えてくれたジーン・ハースとギュンター・シュタイナーにも感謝したい。僕らは強固な関係を築いており、2020年の終わりに去った後もハースとは前向きな関係が続いていた。VF-22の開発とパッケージの可能性について、可能な限りの説明も受けたよ。まだまだやるべきことがあるけれど、今一度自分がF1の舞台で戦えるということに興奮している。バーレーンでF1カーのハンドルを握る瞬間が待ちきれない」

チームプリンシパルのギュンター・シュタイナー氏も「ケビン・マグヌッセンがハースF1チームに戻ってきたことを嬉しく思う」と述べ、期待を寄せている。

「ケビンの持つF1での豊富な経験は、チームに大きなプラスをもたらすことができる。適切なドライバーを探すうえで、ケビンはハースにとって簡単な決断だった。ケビンはすぐにチームに加わることになっていて、ミック・シューマッハ＆ピエトロ・フィッティパルディとともに、バーレーンのテストに参加する。ピエトロは木曜日最初のセッションで走る。その後はミックとケビンがテストを主に担当することになるだろう」

マグヌッセンは早くも3月10日～12日のバーレーンプレシーズンテストからVF-22を駆ることになっている。本人が明かしたように世界耐久選手権（プジョー）、IMSAスポーツカー選手権（チップ・ガナッシ）については契約解除で合意に至っており、マグヌッセンは今季より再びハースのF1マシンを駆ることになった。

関連記事

DAZNについて

DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。

●  【番組表】直近の注目コンテンツは？
●  【お得】DAZNの料金・割引プランは？