アロンソ「2人ともすべきことをした」王座を争うフェルスタッペン＆ハミルトンのクラッシュに見解｜F1

イタリアGPで起こったルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンの接触＆リタイアについて、フェルナンド・アロンソが自身の見解を示している。

第14戦イタリアGP決勝では、レース中盤にフェルスタッペンがピットインした後、ハミルトンもタイヤ交換を行い、コースに復帰。ターン1へ両者が同じタイミングで飛び込み、どちらも譲らなかった。シケインでラインを失ったフェルスタッペンは段差でバウンドする形になり、ハミルトンのマシンに乗り上げて両マシンともにストップ。今季のタイトル争いを展開しているライバル同士が接触し、2人ともリタイアとなってしまった。

F1のレーススチュワードはフェルスタッペンに対し、次戦ロシアGPでの3グリッド降格ペナルティを科している。

この状況を受けてアロンソは「あの2人はチャンピオンを目指して限界まで戦っているからね。起こるべくして起こった」と双方に理解を示した。『ESPN』がその言葉を伝えている。

「コーナーへの飛び込みと、縁石の段差は不幸な結果をもたらした。フェルスタッペンのマシンがバウンドして跳ね上がり、それがハミルトンの車体に乗り上げてしまった。ただ、あのシーンはそこまでスピードがあったわけではない。時速40kmほどのシーンであり、大きな危険には思えなかった」

「（それ以前にハミルトンとフェルスタッペンの接触があった）シルバーストンに比べたら、大したことはなかったと思うね。モンツァのあの出来事はレーシングインシデントだ。ただ、ルイスはターン1でワイドに走り、マックスにシケインをカットさせようとしたんじゃないかと思う。マックスはターン1へアウトから飛び込んだが、ターン2ではスペースがなかった」

アロンソは「2人ともすべきことをしたと思う。残念ながら双方の接触で不幸な結末になったかもしれないけどね」と発言。

かつて2007年にはマクラーレンでハミルトンと同僚となり、それ以降ハミルトンとは長年のライバルとして多くの戦いを繰り広げたアロンソ。その当人からしても、両者の接触リタイアはレーシングインシデントでありながら、2人の強いライバル意識があって生じた結末だったとの見識を口にした。

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