レッドブルのマルコ氏、テスト2番手タイムの角田裕毅を絶賛「とてつもない…センセーショナルだった」｜F1

アルファタウリ角田裕毅について、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコ氏が絶賛している。

3月12日～14日にバーレーンで行われた公式プレシーズンテストで、角田は最終日の終盤に全体2番手のタイムを叩き出した。これはトップのマックス・フェルスタッペンから0.093秒差のものであり、開幕に向けて大きな期待を抱かせる内容のパフォーマンスとなった。

マルコ氏はドイツ『RTL』のマイクを通じて「ユウキが素晴らしかったね。まだ1日半しか乗っていないのに、とてつもないパフォーマンスを見せてくれた」と日本人ドライバーを手放しで称賛している。

「ユウキは20歳と若い。そしてまだチームに加わって間もないのに、テストでの走りはまさにセンセーショナルだった」

「もちろん良いマシンなしでは、あのようなタイムで周回はできないだろう。だが、今季のアルファタウリは中団グループでもかなり上の位置にいると思う。アルピーヌ、フェラーリ、そしてアストンマーティンもいる」

一方でマルコ氏は、今季メルセデスのパワーユニットに変わったマクラーレンについて「マクラーレンは一段上にあるかもしれないね。おそらく激しい戦いが予想される」と発言。競争力が高いであろうと警戒心を示した。

昨季、コンストラクターズランキングを7位で終えたアルファタウリ。3位マクラーレン、4位レーシング・ポイント（現アストンマーティン）、5位ルノー（現アルピーヌ）、6位フェラーリとの中団グループでは苦戦を余儀なくされたが、2021年はその中でも一定のポテンシャルを備えているとマルコ氏は見ているようだ。

アルファタウリのマシンを駆るピエール・ガスリー、角田裕毅の2人は果たしてどのような2021シーズンを送ることになるのか。気になるライバルとの力関係は、開幕戦バーレーンGPでベールが剥がされることとなる。