公式テスト2番手タイムの角田裕毅を伊紙が絶賛「見る者全てを魅了…アルファタウリの賭けは適切」｜F1

開幕前の公式テストで存在感を示した角田裕毅について、アルファタウリの本拠地であるイタリアメディアが賛辞の内容で報じている。

バーレーン・インターナショナルサーキットで3日間行われたF1公式プレシーズンテストは現地時間14日、最終日を迎えた。

この日の午後から登場した角田は、セッションのラスト90分は公式予選のシミュレーションとして、ワンラップアタックへと移行。残り40分の段階で角田裕毅は最もソフトなタイヤでプッシュし、1:29.282のトップタイムをマークした。

残り30分となり、ここでマックス・フェルスタッペンが1:28.960で最速タイムを更新。その直後に角田はフェルスタッペンに0.093秒及ばなかったが、1:29.053で自身のベストタイムを叩き出した。結局フェルスタッペンがトップ、角田は僅差の2番手で公式テストを終えることに。

この結果を受け『Sky Sports Italia』は角田裕毅についてフォーカスする記事を展開している。

「バーレーンのテストで最終日、2番手のタイムをマークしたジャッポネーゼ（日本人）、ルーキー角田はすでに注目の存在となった。2021年の世界選手権において最年少のドライバーとなった角田は、サクヒールで見る者全てを魅了した」

「彼は最終日のセッションで91周を周回した。そしてベストタイムは全体2番手。要するに、ユウキに託したアルファタウリの賭け（ダニール・クビアトにベットしなかった）は適切なものだった。もしかしたら、それ以上の大きな成果となるかもしれない」

角田が最速ラップを刻んだ際のタイヤコンパウンドは、フェルスタッペンより1段階ソフトなものだった。それでも優勝候補の一角と目されるフェルスタッペンと僅差のベストタイムをマークしたこともあり、イタリアメディアは角田について非凡な才能があると一目置いている。