角田裕毅「中団争いでも力強さがあるように見える」2つの金曜FPでトップ10入りに手応え…チームエンジニアも「競争力がある」｜F1

2022年の第8戦、アゼルバイジャンGPのフリー走行2回目終了後、アルファタウリの角田裕毅がコメントを発している。

バクーは高速特性が強いこともあり、今季これまでに見られたバウンシングの傾向が今まで以上に目立つ状況に。ピエール・ガスリーが「こんな揺れ方は今まで経験したことがない」とチーム無線で漏らすほどだった。

角田は「チームとして非常にスムーズに事が進んだ」と金曜日のセッションを終え、振り返った。チーム公式メディアがその言葉を伝えている。

「これまでのところ、マシンのパフォーマンスにとても満足しています。金曜では2つのセッションで重要なデータをたくさん収集することができた」

「エンジニアと一緒にしっかり分析して、次に生かしたい。僕たちは一貫してトップ10に入っているし、中団勢の争いでも力強さがあるように見えるので、土曜日もこれを継続できることを願っています」

アルファタウリのチーフレースエンジニア、ジョナサン・エドルズ氏は「2つのFPでさまざまなセットアップオプションを試し、とても生産的な金曜になった」と手応えを口にしている。

「試したオプションにはそれぞれ長所と短所があるので、現時点で最適なセッティングはまだ明確になっていない。チームとしてデータ分析を進めて、土曜日にはピエールとユウキ、両方のマシンで最適なバランスを見つけたい」

「このバクーはタイヤが常に課題となる。グレーニングがどのようになるのか、引き続き確認していきたい。トラックの路面はかなりバンプがあるので、マシンは運転しにくいし、ドライバーにとっても大変だと思う」

「ただ、今のところ我々は競争力があるところを示していると思う。アタックラップでもロングランでも、十分に戦える状況だと思うので、日曜日はポイントを手にできるよう、引き続き進めていきたい」

バクー市街地コースでは、FP1でガスリー9番手、角田7番手、FP2ではガスリー6番手、角田8番手と、安定してトップ10に入るベストタイムをマークしたアルファタウリ。

昨季の同レースでは、ガスリー3位、角田7位と躍進を見せた相性の良いコースでもある。アルファタウリ勢は予選でできる限りの上位グリッド、そして決勝では今季初のダブル入賞が期待されるところだ。

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