角田裕毅「マシンのバランスに苦労した…反省点をスペインで役立てたい」第3戦15位を悔やむ｜F1

アルファタウリの角田裕毅が第3戦ポルトガルGP終了後、コメントを発している。

角田は現地時間2日、ポルトガルGP決勝で14番グリッドからスタートしたものの、一時は16位まで順位を落とす。ミディアムタイヤで22周まで走り、そこからハードタイヤに交換して最後までロングランを敢行したが、ライバル勢が崩れることもなく、15位でフィニッシュチェッカーを受けた。

アルファタウリの公式メディアを通じて角田は「今日は本当に大変なレースでした」と内容を悔やんでいる。

「レース序盤からグリップがなく、ペースもなかなか上がらなかった。この週末はマシンのバランスに苦労しました」

「展開も大きな助けにはならなかったですね。でも、誰もが同じ条件で走行しているので、今回のデータを分析して、ポルトガルでは何がうまくいかなかったのかを見て、学びにつなげたい」

次戦は1週間後、第4戦スペインGP（5月7日～9日）を迎える。角田は「今回の反省点を次のスペインで役立てたい」と述べ、バルセロナのレースに向けて照準を定めた。

一方で10位フィニッシュとなり、1ポイントを手にした同僚ピエール・ガスリーも「低速コーナーでグリップ力がなく、なかなかペースが上がらなかった」と振り返っている。

ガスリーは「バルセロナはもっとトップスピードの速いコース。おそらく僕らの車に適していると思う。きっとバルセロナではパフォーマンスが向上するはずだと思うし、それを願っている」との見解を示し、第4戦での巻き返しを誓った。

第3戦では2台がそろって入賞したアルピーヌが、コンストラクターズランキング5位（13ポイント）に浮上。アルファタウリはアルピーヌに抜かれ、6位（9ポイント）に順位を落とすこととなった。

中団グループは各チームの戦力差が拮抗していると見る向きもあるが、その中でアルファタウリはアドバンテージを示すことができるのか、まだデビュー3戦目を終えたばかりだが、角田にとって正念場が続くこととなる。