アルファタウリ代表「ユウキは的確な仕事をした」テスト3日間の内容に満足…ホンダF1活動終了後も「今のところ昨季と変わりない」｜F1

アルファタウリのフランツ・トスト代表が、バルセロナでの合同テストを終え、新シーズンに向けて照準を定めている。トスト代表はチーム公式メディアを通じて次のように述べ、3日間のテストが有意義なものだったと振り返った。

「バルセロナでAT03を走らせた最初のテストは、本当にポジティブな内容でした。チームのエンジニアは信頼性の高い優れたマシンを迅速に開発してくれた。（角田）ユウキとピエール（ガスリー）ともに多くの周回を重ねたし、今季はしっかりした土台があることを示せたと思う」

「テスト3日目はピエールがタイヤをロックさせてしまい、ターン5でクラッシュしてしまった。結果として多くの走行時間を失い、ユウキが午後に走行できなかったことは残念だったが、それでも3日間で308周（1439.9km）も走行することができた。今回得たデータは、次のテストであるバーレーンのベースになると思う。風洞実験の効率的なところと合わせて、ベストのバランスを探ることにも役立つはず」

そしてトスト代表はフランス『Nextgen Auto』に対して、ホンダF1活動終了後も大きなトラブルなく新シーズンを迎えられることへの喜びも口にした。

「ホンダとは同じ担当やスタッフと引き続き関わっているので、今のところ昨季と違いはほとんどないね。エンジンについてもサクラ（ホンダの研究所がある栃木県さくら市）と深い関わりが続いているし、今のところ問題も発生していない」

「パフォーマンスの面でアルファタウリがどのポジションを目指せるところにいるのか、現時点で考察するのは時期尚早だと思う。それでもクルマのベースは良い状態に仕上がってるし、正しい方向に開発が進んでいることは確かだ」

トスト代表はガスリー、そして2年目を迎えた角田に対しての期待も口にしている。

「我々には2人の優れたドライバーがいる。ピエールは経験豊富なドライバーで、すでに優勝も経験している。ユウキは2年目を迎えるところだが、彼は的確な仕事ぶりを見せた。とりわけテスト初日には感銘を受けたよ。ユウキは速さを示し、そのうえミスもなく多くの技術的なフィードバックをもたらしてくれた」

「去年よりもうまくいくことを願っている。コンストラクターズランキングで5番手以上を目指せるといいね。そうなることを期待しているよ」

アルファタウリは昨季、142ポイントを手にしてコンストラクターズ6位でシーズンを終えた。迎えた2022年は車両規定が大きく変わったこともあり、トスト代表が語ったとおりにより上のポジションを目指せるのか注目したい。3月10日～12日のバーレーンテストを経て、今季のF1は3月20日決勝のバーレーンGPで開幕となる。いかに新規定に合わせた効率的な開発を実現できるかが躍進のカギとなりそうだ。

関連記事

DAZNについて

DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。

●  【番組表】直近の注目コンテンツは？
●  【お得】DAZNの料金・割引プランは？