角田裕毅「あそこまでペースが上がらないとは」第3戦を回顧…僚友ガスリーも「チームとして苦戦している」｜F1

2022年のF1第3戦オーストラリアGPを終え、アルファタウリの角田裕毅が決勝レースを振り返っている。

角田は決勝で13番グリッドスタートながら、オープニングラップでは2つ順位を上げた。一時は僚友ピエール・ガスリーと僅差の位置に付けていたものの、レース中盤からペース部分で伸び悩み、チョウ・グァンユやミック・シューマッハに抜かれポジションを落とす状況に。結局15位でのフィニッシュとなっている。

本人は『DAZN』のマイクを通じて「レースでのロングランがあまり良くなかった」と悔しさをあらわにしながら語った。

「あそこまでペースが上がらないとは予想外でした。ただ、このレースは今回初めて（大きなトラブルなく）すべてのセッションで走れているし、その点は大きな前進だと思う」

一方で9位入賞となったガスリーも「オーストラリアでの初ポイントは浮き沈みの激しいレースだった」と苦労したことを明かしている。

「スタートはとても良く、1周目に2台をパスすることができた。9番手を走っているときは良い展開だと思ったよ。でもピットインしてからセーフティーカーに邪魔され、14番手にポジションを下げてしまった」

「マシンの中で怒っている状況だった。セーフティーカーのタイミングで不利を受けたのはこれで2戦連続だ。でも集中を切らさず、順位を取り戻すために（ランス）ストロールともバトルをした。もちろん2ポイントよりも大きな結果が良かったけど、今はチームとして苦戦が続いている状況だから十分に満足している」

次戦第4戦エミリア・ロマーニャGPはヨーロッパの初戦であり、アルファタウリにとってはお膝元にほど近いイモラでのレースとなる。ここからアルファタウリは巻き返すことができるのか、他チームのアップデートとともに、レースではどのような力関係となるのかが注目される。

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