セルジオ・ペレス「3レースで多くのポイントを失った。チャンピオンシップに影響が…」マシンの信頼性欠如に危機感あらわ｜F1

レッドブルのセルジオ・ペレスが、第3戦を終えて現状について語っている。

ペレスは開幕戦のバーレーンGP終盤、入賞目前の状態ながらトラブルによりマシンをストップさせた。ポイントを逃し、18位での完走扱いとなっている。第2戦はポールポジションを獲得するも、決勝ではタイヤ交換後にセーフティーカーが出たことにより不運にもポジションを落とし、結果的に4位でレースを終えた。そして第3戦オーストラリアGPでは粘りの走りを見せ、2位での今季初表彰台を獲得している。

ペレスは今季すでに1度、僚友マックス・フェルスタッペンは決勝で2度のトラブルにより、フィニッシュチェッカーを受けることができなかった。レッドブルは速さを見せながらも、ここまで50％の確率でマシントラブルにより決勝ノーポイントとなっている。

ペレスは「まずは信頼性の問題が懸念事項になっている。それは確かだ」と危機感を口にしながら、トラブル頻発の現状を嘆いている。イギリス『Sky Sports』がその言葉を伝えた。

「最初の3レースではすでに多くのポイントを失っている。最終的に今季のチャンピオンシップに大きな違いをもたらす可能もあるだろう。僕らはその点をしっかり受け止めている」

「チームはミルトンキーンズ（レッドブルのファクトリー）で解決策を見いだすために全力で取り組んでいる。きっとこの問題を解消できると信じているよ。ヨーロッパラウンドが始まるタイミングから、改めてゼロからやり直すつもりで頑張りたい」

ペレスは3レースを消化して30ポイントを獲得し、ドライバーズランキングではシャルル・ルクレール、ジョージ・ラッセル、カルロス・サインツに続く4位に付けている。

コンストラクターズのレッドブルとしては、2人で半分の3度DNFにより、55ポイントで総合3位となっている。これはトップのフェラーリ（104ポイント）、2位メルセデス（65ポイント）に次ぐもので、フェラーリと互角の勝負を演じながらも、レッドブルは取りこぼしが多いことから大きく出遅れた形に。

ヨーロッパラウンド初戦となる第4戦エミリア・ロマーニャGP以降、メキシコ人ドライバーが語ったとおり、レッドブルは信頼性の問題を改善できるのかが今後の注目ポイントとなる。

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