アルファタウリ代表「ユウキはエキサイティングなパフォーマンスだった」第4戦7位入賞の角田裕毅を大絶賛…新アップデート成功にも手応え｜F1

アルファタウリのフランツ・トスト代表が、2022年第4戦エミリア・ロマーニャGPを終え、同レースで7位フィニッシュを果たした角田裕毅について、賛辞のコメントを発している。

角田は金曜日の予選でQ1敗退となり、スプリントレースは16番手スタートとなった。そして土曜のスプリントレースでは4台を抜いて12位でレースを終え、決勝での12番グリッドを獲得。

そして日曜の決勝で12番手スタートとなった角田は、オープニングラップで混乱をうまく避けることに成功し、10番手までポジションを上げた。そこから安定したペースで周回を重ね、レース終盤には前を走るケビン・マグヌッセン、セバスチャン・ベッテルを抜き、7位フィニッシュ。開幕戦バーレーンGPの8位以来となる、今季2度目の入賞を果たした。

トスト代表は「とてもエキサイティングなレースだった」と語り、教え子の日本人ドライバーについて称賛している。

「我々アルファタウリはこのレースで成功を収めたと言える。ユウキは12番手からスタートし、1周目で10番手までポジションを上げた」

「そこから力強いレースペースを示しながらマシンを操り、ライバルたちをオーバーテイクしていった。そして7位という見事な結果をつかんだ。金曜日からユウキは競争力を有していると示していたね。良いレースペースで周回することができていたし、今週末に持ち込んだ新しいアップデートはうまくいったと思う」

そしてトスト代表は尽力してくれたすべてのチームスタッフについても感謝の言葉を述べつつ、みんなの支えが角田の躍進につながったと説いた。

「イモラのレースは、スクーデリア・アルファタウリにとってホームレースだった。実際にスタッフの多くがグランドスタンドからレースを楽しんでいたようだ」

「ここ、イモラで見せたユウキのエキサイティングなパフォーマンスを、みんな心から楽しんだことだろう。今日手にした成功のために貢献してくれた、ファエンツァとビスターにいるすべてのスタッフに心から感謝したい」

アルファタウリはこれで4レースを終え、総合16ポイントを獲得。7位フィニッシュの角田が6ポイントを稼いだこともあり、15ポイントのハースを抜いてコンストラクターズ7位に浮上した。

そしてドライバーズランキングでも角田は10ポイントで総合12位に浮上。6ポイントの僚友ピエール・ガスリーを抜いた形になる。

イモラでは抜群の存在感を示し、今季最高位の7位でレースを終えた角田。次戦第5戦マイアミGP以降も結果を示すことができるのか。今回のレースで角田は、一時レッドブルやフェラーリの次に良いレースペースを示したこともあり、アルファタウリのアップデートは確かな成果となった模様だ。そしてこの勢いをマイアミにも持ち込めるのか、引き続き次戦も要注目となる。

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