角田裕毅「予選が良かったぶん、決勝では…」7番手からスタートも決勝12位を悔やむ…オーストリアGP｜F1

2021年のF1第9戦、オーストリアGPで12位フィニッシュとなった角田裕毅がコメントを発している。

角田はオーストリアGPで予選Q3に進出し、7番グリッドを獲得。だが決勝ソフトタイヤスタートのアルファタウリ勢にとっては早々にタイヤ交換を行うことになり、ピットアウト後は下位チームに前を塞がれ、ペースが上がらず。ミディアム＆ハードスタートのライバルチームに、ピット戦略で逆転されるという状況となった。

また、角田は2度のピットインにおいて、両方ともピット入り口のラインをまたいだとして、5秒加算ペナルティを2度受ける運びに。

アルファタウリの公式メディアを通じ、角田は「自分にとって、とても難しいレースとなりました。レース中はペースに苦労し、タイヤマネジメントも大変でした」と決勝の内容を悔やんだ。

「予選が良かったぶん、決勝ではフラストレーションの溜まる展開となりましたが、今日から早速問題の改善に取り組みたい。次回、シルバーストン（イギリスGP）では同じようなことがないようにしたい」

アルファタウリのチーフエンジニア、クラウディオ・バレストリ氏も「ソフトタイヤからスタートして2ストップの作戦を敢行したが、うまくいかなかった」と回顧している。

「ユウキにとってはピエール（ガスリー）よりも難しいレースだった。とりわけ2度のペナルティは大きな逆風になった。そして残念ながらポイント圏外でのフィニッシュになってしまったね。予選を終えてP6とP7からスタートして、ポイントは1台で終わったので、アルファタウリとして満足できる状況ではない」

「ただ、コンストラクターズランキングで競っているライバルチーム（アストンマーティン、アルピーヌ）よりポイントを多く手にできたことはポジティブだ」

結果的にガスリーの9位フィニッシュにより、2ポイントしか獲得できなかったアルファタウリ。角田にとって引き続き入賞という結果が求められることになりそうだ。

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