ガスリー「今季はサプライズの連続になるかもしれない」新マシンAT03に期待も、新規定での勢力図大変革を憂慮｜F1

アルファタウリは現地時間14日、2022年シーズンの新型AT03を発表した。

ローンチ後、ピエール・ガスリーはチームの公式メディアを通じて新マシンについての印象、新シーズンへの意気込みを口にしている。

「規定の変わる今季はオープンマインドで挑む必要があるだろうね。あらゆることに向け、万全の準備をしておくべきだ。すべてのチームにとってフレッシュなスタートになるし、ほぼゼロからのスタートでもある。まさに、白紙を見ているような状況と言えるだろう」

「新しいレギュレーションに準拠するベストマシンをどのように用意すべきか、それを考えることがすべてのチームにとって大きなチャレンジになる。僕たちのチームにとって有利な展開になることを願っているよ。チームの実力については何の疑問も抱いていないし、実際、チームがこれまで作業に取り組んでいた姿勢はとても満足のできるものだった」

「（テストが予定されている）バルセロナで実際にマシンを走らせてみないと、具体的なアイディアを持つことは難しいね。テストを経て、ようやく新しいマシンの挙動や他のマシンとの差についてのアイデアを持てるようになるだろう。もしかしたら今シーズンはサプライズの連続になるかもしれないね」

「新しいシーズンも、昨季と同様のアプローチで取り組むよ。好リザルトが得られた走りをさらに向上させ、今ある状況でベストをキープし続けるんだ。今年は上位争いに少しでも多く加わり、定期的にトップ5フィニッシュをマークしていきたい。もし、マシンが好調ならそれより上さえ狙えるかもしれないね」

「昨シーズンはコンストラクターズ5位まであと少しだったし、今シーズンはそのポジションになれたら最高だね。それができると意気込むにはまだ時期尚早だけど、僕は常にベストを尽くし、マシンの能力を最大限まで引き出すつもりだ」

2022年のレギュレーションについては「（マシンの）ルックスが大きく変わったし、車重も重くなる。おそらくドライビングにも少なからず影響するだろう」との見解を示している。

「様々な変更が加えられたことで、今シーズンのマシンはこれまでとは別の要素やチャレンジな点が加わることになる。タイヤも大きくなったし、それに伴ってホイールカバーも新しくなった。コックピットからの視界が少し狭くなったんだよ。他にもいくつも変更が加えられているし、今季はどのレースウィークエンドでも、フリープラクティスから多くの仕事をこなさなければならないだろう」

昨季は110ポイントを稼ぎ出し、ドライバーズランキング9位でシーズンを終えたガスリー。これは上位4チーム8ドライバーに次ぐ成績となる。

新レギュレーションにより大きくマシン特性の変わる2022年、アルファタウリ＆ガスリーは引き続き力を示すことができるのか。新マシンの仕上がり次第では、2020年のイタリアGP以来となる勝利を再びマークすることができるかもしれない。

果たしてAT03はいかなる仕上がり具合となっているのか。ガスリーが口にしたとおり、2月23日～25日に実施されるバルセロナテストの結果が待たれるところだ。

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