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元王者D・ヒル氏ら、英国の元F1ドライバー3人が昨季アブダビGPの結末に不満…マイケル・マシを糾弾|F1

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元王者D・ヒル氏ら、英国の元F1ドライバー3人が昨季アブダビGPの結末に不満…マイケル・マシを糾弾|F1DAZN
【F1 最新ニュース】元F1ドライバー3人が、2021年最終戦アブダビGPファイナルラップ逆転決着の引き金になった、レースディレクターの決断を批判している。
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元F1ドライバー3人が、2021年の最終戦アブダビGPで起こったことについて、それぞれの見解を示している。

昨季、マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンのタイトル争いは最終戦までもつれ、21レースを消化して369.5で2人が並ぶ状況に。第22戦アブダビGPでドライバーズタイトルを決することとなった。

アブダビGP決勝では、終盤までアドバンテージを示していたハミルトンが圧倒的有利と思われたが、終盤の53周目にセーフティーカーが入ると状況が一変。レースは残り1周で再開となり、ソフトタイヤに交換していたフェルスタッペンがファイナルラップでハミルトンを抜き、逆転勝利。フェルスタッペンがシーズン10勝目をマークするとともに、初のドライバーズタイトルを手にした。

結果的にハミルトンはレースの大半をリードしながら、ファイナルラップで抜かれて8度目の年間タイトルを失う形に。トラックポジションを失う可能性があることからセーフティーカー導入直後はピットインできず、逆転で敗れたことについてはレーシングディレクターを務めるマイケル・マシの判断が妥当ではなかったと批判する声も浮上していた。

元F1王者デイモン・ヒル氏を始め、ジョニー・ハーバート氏、マーティン・ブランドル氏の3人は、コメンテーターを務めるイギリス『Sky Sports』のオンライン座談会で、そのジャッジが不当だったのか、それぞれの見識を述べている。

過去に年間王者争いで多くの激戦を繰り広げた1996年王者、D・ヒル氏は「自分にとって不満の残る結果だった」と率直な気持ちを吐露している。

「確かに最後の展開は大きな混乱を伴うものだった。クリーンな形で終わったのかと言ったら、不満が大きく残ったのも事実だよ」

「もちろんオランダの人たちは新しい王者の誕生を喜んでいることだろう。だけど、チャンピオンシップの勝者を決める最後の方法として、満足できる結末だったかと言うと疑問符が付く」

「いくつかマシンにはアンラップ(再開直前、フェルスタッペンとハミルトンの間にいた周回遅れのマシンに追い抜きが許可された)することが許された。でもその後ろのクルマにはそれが許されなかった」

「それ自体が不公平だったと思う。その結果、タイトルを争う2人の距離が一気に縮まってしまった。すべての競技者に平等なルールを適用する必要があると思うね」

ハーバート氏は「完全に間違っていた」と主張している。

「レーシングディレクターは信頼を集める立場であるべきで、そのためには細かい正しい決断の積み重ねが必要だ。だが築いた信用はすべて消え去ってしまったね」

「F1は新たな人物にこのポストを任せるべきだと思う。マシはチャーリー・ホワイティング(元F1レースディレクター)の下で学んだ人物だが、フラットかつ的確な決断ができる人物だったとは思えない。ただ、後任を誰にするのかと言ったら適役がいないし、難しいポジションであるという点が大きな問題ではある」

ブランドル氏は「マシに対する重圧は異常なものだ」と述べ、決断に不服があると口にしながらもレースディレクターに擁護の姿勢を示した。

「FIAとF1にとって何より重要なことは、これが正しいものだったのかという議論を進めること。それらの検証がほとんどされず、新シーズン突入によって話がうやむやになってしまうのは残念なことだからね」

「レースで何が起こったのか、このようなことが起こらないために明確な方針をファンに示す必要がある。多くのレースファンが望んでいることは操作されていない真っ向勝負であり、彼らを安心させるべきだと思うね」

「もしマシの後任として誰がやったとしても、多くの批判が寄せられるだろうね。私が思うに、マシを変えたとしても問題は解決しない。年間23レースを常に最前線で見続け、それを公正な判断で対処していくのは、とても難しすぎる大仕事だ」

なお、FIAは2021年アブダビGP終盤の出来事について、モハメド・ビン・スライエム新会長主導のもと、分析を進めているとのこと。その結果はF1委員会への提出を経て、3月18日にバーレーンで開催される世界モータースポーツ評議会において、最終決定が発表されるという。

マイケル・マシに対して批判的な姿勢を示したヒル氏、ハーバート氏、ブランドル氏はいずれもイギリス国籍の元F1ドライバー。それだけに同胞の後輩、ハミルトンが8度目の戴冠を土壇場で逃したことについて、思うところがあったのかもしれない。

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チーム・ドライバー

日程・番組表

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第1戦バーレーンGP 3月18日(金) ~19日(土)3月20日(日)
第2戦サウジアラビアGP 3月25日(金) ~26日(土)3月27日(日)
第3戦オーストラリアGP 4月8日(金) ~4月9日(土)4月10日(日)
第4戦エミリア・ロマーニャGP 4月22日(金) ~ 23日(土)4月24日(日)
第5戦マイアミGP 5月6日(木) ~7日(土)5月8日(日)
第6戦スペインGP 5月20日(金) ~21日(土)5月22日(日)
第7戦モナコGP 5月27日(金) ~ 28日(土)5月29日(日)
第8戦アゼルバイジャンGP 6月10日(金) ~11日(土)6月12日(日)
第9戦カナダGP 6月17日(金) ~ 18日(土)6月19日(日)
第10戦イギリスGP 7月1日(金) ~ 2日(土)7月3日(日)
第11戦オーストリアGP 7月8日(金) ~9日(土)7月10日(日)
第12戦フランスGP 7月22日(金) ~23日(土)7月24日(日)
第13戦ハンガリーGP 7月29日(金) ~ 30日(土)7月31日(日)
第14戦ベルギーGP 8月26日(金) ~ 27日(土)8月28日(日)
第15戦オランダGP 9月2日(金) ~3日(土)9月4日(日)
第16戦イタリアGP 9月9日(金) ~ 10日(土)9月11日(日)
第17戦ロシアGP 9月23日(金) ~ 24日(土)9月25日(日)
第18戦シンガポールGP 9月30日(金) ~10月 1日(土)10月2日(日)
第19戦日本GP 10月7日(金) ~ 8日(土)10月9日(日)
第20戦アメリカGP 10月21日(金) ~ 22日(土)10月23日(日)
第21戦メキシコGP 10月28日(金) ~ 29日(土)10月30日(日)
第22戦サンパウロGP 11月11日(金) ~ 12日(土)11月13日(日)
第23戦アブダビGP 11月18日(金) ~ 19日(土)11月20日(日)