2022年第9戦カナダGPで、マックス・フェルスタッペンが早くも今季6勝目をマークした。
同時に、2015年よりF1参戦を果たしているオランダ人ドライバーにとって、このレースはF1デビューから150戦目の節目でもあった。この数字を受け『F1』公式は現役の元王者であるフェルナンド・アロンソ、ルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテルの3人と、フェルスタッペンを含めた4人による150レース終了時点の成績比較をデータとして示している。その内容は以下のとおり。
■キャリア150レース時点の主要成績
アロンソ(2001年第1戦~2010年第10戦)
勝利数23/ポディウム58/PP18/FL15/ドライバーズタイトル2
ハミルトン(2007年第1戦~2015年第2戦)
勝利数34/ポディウム72/PP40/FL21/ドライバーズタイトル2
ベッテル(2007年第7戦~2015年第11戦)
勝利数41/ポディウム73/PP45/FL24/ドライバーズタイトル4
フェルスタッペン(2015年第1戦~2022年第9戦)
勝利数26/ポディウム67/PP15/FL18/ドライバーズタイトル1
アロンソは若くしてルノーで2005年、2006年と2度王者になり、その後2007年の1シーズンのみ、一度マクラーレンに籍を置いた。2008年から古巣ルノーで2シーズン戦った後、2010年からフェラーリに移籍した。若くして2度王者になったアロンソだが、常勝チームに長く在籍したわけではなくキャリア前半から紆余曲折があったこともあり、150レース時点の数字は、4人の現役王者の中では低い傾向となっている。
ハミルトンは2007年にマクラーレンでF1デビューを果たし、初年度からタイトル争いを演じた。2年目の2008年には早くも世界チャンピオンとなっている。それからは2009年~2012年のマクラーレン、2013年のメルセデス初年度はドライバーズランキング4位~5位を推移していたが、レギュレーションが大きく変わった2014年はシーズン11勝をマークして2度目のドライバーズタイトルを奪取。キャリア150戦目は2015年の第2戦。それから2021年に到るまでメルセデスのコンストラクターズタイトル8連覇をけん引し続けた。
現在に到るまでハミルトンは297レースに出走しており、現時点で通算103勝&103度のPPを記録。150戦以降、キャリア後半の147戦で69勝、PP63回を刻んでいる形になる。
現役王者4人の中で、150戦消化時点で最も好成績なのがベッテル。BMWザウバーで1戦&トロ・ロッソで25戦を消化し、2009年よりレッドブルに昇格。同チームでは1年目からタイトル争い(総合2位)に加わり、2010年~2013年までドライバーズタイトル4連覇を果たしたこともあり、150戦中勝利数41、表彰台回数73、ポールポジション獲得数45、ファステストラップ回数24、ワールドタイトル4度と、4人の中では最も好成績となっている。
2015年にトロ・ロッソよりF1デビューを果たしたフェルスタッペンは、23レースを同チームで戦った。2016年の第5戦スペインGPで、ダニール・クビアトと入れ替わる形でレッドブルに昇格。このレッドブル初レースでF1キャリア初優勝を果たし、18歳227日という史上最年少優勝記録を打ち立てた。
だが2016年~2020年までメルセデスの黄金時代が続いたこともあり、フェルスタッペンが勝利、PP、FLなどの回数を大きく伸ばしたのは2021年から。昨季はハミルトンとの一騎打ちに競り勝って初のドライバーズ王者に。レギュレーションの変わった2022年も強さを示し、第9戦終了時点でドライバーズランキングのトップを独走している。
24歳の若き新王者フェルスタッペンは、歴代王者に比肩するキャリアを送ることができるのか。今季の戦いぶりからして、今後その数字を大きく伸ばすことになるかもしれない。
関連記事
直近のDAZN番組表(F1)DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?
チーム・ドライバー
日程・番組表
レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
第1戦 | バーレーンGP | 3月18日(金) ~19日(土) | 3月20日(日) |
第2戦 | サウジアラビアGP | 3月25日(金) ~26日(土) | 3月27日(日) |
第3戦 | オーストラリアGP | 4月8日(金) ~4月9日(土) | 4月10日(日) |
第4戦 | エミリア・ロマーニャGP | 4月22日(金) ~ 23日(土) | 4月24日(日) |
第5戦 | マイアミGP | 5月6日(木) ~7日(土) | 5月8日(日) |
第6戦 | スペインGP | 5月20日(金) ~21日(土) | 5月22日(日) |
第7戦 | モナコGP | 5月27日(金) ~ 28日(土) | 5月29日(日) |
第8戦 | アゼルバイジャンGP | 6月10日(金) ~11日(土) | 6月12日(日) |
第9戦 | カナダGP | 6月17日(金) ~ 18日(土) | 6月19日(日) |
第10戦 | イギリスGP | 7月1日(金) ~ 2日(土) | 7月3日(日) |
第11戦 | オーストリアGP | 7月8日(金) ~9日(土) | 7月10日(日) |
第12戦 | フランスGP | 7月22日(金) ~23日(土) | 7月24日(日) |
第13戦 | ハンガリーGP | 7月29日(金) ~ 30日(土) | 7月31日(日) |
第14戦 | ベルギーGP | 8月26日(金) ~ 27日(土) | 8月28日(日) |
第15戦 | オランダGP | 9月2日(金) ~3日(土) | 9月4日(日) |
第16戦 | イタリアGP | 9月9日(金) ~ 10日(土) | 9月11日(日) |
第17戦 | シンガポールGP | 9月30日(金) ~10月 1日(土) | 10月2日(日) |
第18戦 | 日本GP | 10月7日(金) ~ 8日(土) | 10月9日(日) |
第19戦 | アメリカGP | 10月21日(金) ~ 22日(土) | 10月23日(日) |
第20戦 | メキシコGP | 10月28日(金) ~ 29日(土) | 10月30日(日) |
第21戦 | サンパウロGP | 11月11日(金) ~ 12日(土) | 11月13日(日) |
第22戦 | アブダビGP | 11月18日(金) ~ 19日(土) | 11月20日(日) |