角田裕毅、F1初の公式テスト初日を終え「砂で非常にトリッキーでしたが、AT02を駆るのは最高」｜F1

アルファタウリの角田裕毅が、初の公式テストを終えた後にコメントを発している。

現地時間12日、バーレーンインターナショナルサーキットで行われている公式プレシーズンテストは初日を迎えた。

午前のセッションではピエール・ガスリーが74ラップを走行。午後は交代で角田裕毅がトラックに登場したものの、昼過ぎから現地は砂嵐によりコースは砂の舞う厳しいコンディションに。そんな中でも角田は37ラップを周回し、200kmを超える走行距離を記録した。タイムも1:32.727で初日全体では9位。使用タイヤやコンディションが異なる状況ながら、1:32.231で8番手タイムの同僚ガスリーに次ぐラップタイムだった。

初日のテスト終了後、角田はアルファタウリの公式メディアを通じて「砂で非常にトリッキーな状況でしたが、AT02を駆るのは最高でした」と振り返っている。

「午後のセッションではスクーデリア・アルファタウリのドライバーとして、初めての公式F1プレシーズンテストを完了することができて良かったです。まずは走行距離を重ねることと、データを収集することが今の自分にとって重要な仕事になります」

「ルーキーとして3日間のテストを最大限に活用し、ここ、バーレーンでの開幕戦に向けて多くのことを学びたいと思っています。でも残念ながら、午後のセッションはとても難しいコンディションでした」

午後のセッション、日没後はトラックに出る機会が減った角田だったが、その理由は次のように説明している。

「天候が悪く、砂と風がドライビングを難しくしていましたね。そしてチームはマシンの燃料システムに問題があることを発見しました。その点については現在調査中で、明日（13日）朝のセッションでグリーンライトに戻ったら、すぐにでもトラックに戻りたい。その準備はできています」

そして角田は「終盤はトラブルもありましたが、概ね良好な一日でした。明日は午前の走行です。限られた時間内により多くのことを吸収します」と続け、テスト2日目に照準を定めた。