角田裕毅「日本の皆さんの前でF1マシンを走らせるのが夢」新規定＆新マシンAT03については「F2時代の経験を活かせる」｜F1

アルファタウリの角田裕毅が、今季の新マシンAT03について語っている。

現地時間14日、アルファタウリは2022年シーズンの新マシンAT03を公開した。このローンチに合わせ、F1で2季目を迎える角田もチーム公式メディアを通じてコメントを発している。

AT03の印象については「マシンが全体的にシャープになり、挙動が鋭くなった」と語った。

「チームは風洞トンネルのシミュレーションデータの分析を進めているところで、まだすべてのスペックが手元にあるわけではありません。それでも昨シーズン終了後、アブダビでのシミュレーターテストでは好感触を得ることができました」

「ご存じの通り（新規定により）昨シーズンよりマシンのダウンフォースが小さくなっていますが、いくつかのコーナーでそれを感じることができました。シミュレーターテストは全体的に好印象でしたし、バルセロナでのシェイクダウンで実際の走りを確認したいと思う」

「マシンは全体的にかなりシャープになった印象です。挙動が鋭くなりました。ロングスティントでは、18インチは13インチとは完全に異なるフィーリングになります」

「ですが、このフィーリングは経験済みです。僕は、フォーミュラ2が18インチへ変更されたときに同じフィーリングの違いを経験しています。今回もほぼ同じだと思われるので、F2時代の経験を活かせると思う。ですが、2022シーズンに変わったのはタイヤだけではありません。新マシンには、学習して対応しなければならない様々な変更が加えられている」

そして自らの課題については「ペースを上げることと、ドライビングの一貫性を高めること」と述べている。

「目標達成ために何をすれば良いのかは分かっています。まずは、昨シーズンのラスト3、4戦の走りを続けられるようになることですね。簡単ではないですが、できるようになる自信はあります」

そして今季第19戦に組まれている日本GPに向け、並々ならぬ意気込みを示した。

「（日本GPを）とても楽しみにしています。鈴鹿でのレースは特別なものになるでしょう。日本のファンの皆さんの前でF1マシンを走らせることが僕の長年の夢でしたし、良い結果が得られれば文句なしですね。ですが、今は全体的なパフォーマンスを昨シーズンより高めることだけに集中している。良い準備ができている感触は得られています」

今季のF1は開幕戦のバーレーンGP（3月20日決勝）を前に、2月23日～25日にはスペインでプレシーズンテスト、3月10日～12日にはバーレーンで公式テストを行う予定。果たしてアルファタウリの新型AT03は今季、どのポジションを目指すポテンシャルとなっているのか。開幕前のテストが注目されるところだ。

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