「表彰台を獲りたい」アルファタウリ角田裕毅、F1デビューシーズンでの飛躍を誓う｜F1

2021シーズン、アルファタウリからF1デビューを果たす角田裕毅が、トップコンペティションへの意気込みを口にした。

現地時間19日、アルファタウリは2021年のニューマシンAT02をオーストリア・ザルツブルクでお披露目した。新車の公開を受けて、角田はアルファタウリの公式メディアでF1挑戦への気概を示している。

「あまり自分でゴールは設定しないんですけど、毎レース一つ一つ集中してこなして。今は（開幕戦）バーレーンGP1コーナーのブレーキングのことしか考えていないので。あえて言うと、表彰台を獲りたいと思います」

ホンダのF1活動は2021年で終了となるものの、来季からはそのノウハウがレッドブルに受け継がれ、自社製パワーユニットとして継続使用されることになった。その話題については「レッドブルが2022年からホンダのエンジンを引き継いで、自分のエンジンとして使うことは、とても良いことだと思います」と語った。

「ホンダにとっても、レッドブルにとっても将来的に良い方向に進んでいると思いますし、それを手助けする意味でも僕はホンダとアルファタウリを全力でサポートしていきたい。ホンダは来年で（F1のパワーユニットを）引き渡すわけですから、今年で良いベースを築かなくてはいけないと思うので。自分も微力ながら、良いフィードバックをしてその手助けができたらと思っています」

アルファタウリではピエール・ガスリーとコンビを組むことになる。フランス人ドライバーの先輩とは2年ほど前から顔見知りだった模様だ。

「初めてピエール選手と会ったのは2018年12月で、その月に僕もレッドブルジュニア（プログラム）の一員になって。ホンダサンクスデーに行きました。そこでフランツ（トスト代表）さんとも会いました。それがまさか今ではチームメートとして一緒に戦うことになるとは。ピエール選手はすごく速いので、簡単なシーズンにはいかないと思うんですけど、自分はルーキーらしく最初から攻めて、ぶつかっていきたいと思います」

F1デビューが決まってからのオフシーズン、角田は慌ただしくも自らのウィークポイント改善に取り組んでいたと語っている。

「（オフは日本に）2週間もいられないと思っていたので、寿司とかレストランを予約しなくちゃと焦っていたんですけど、1カ月ぐらい（日本に）ステイできると聞いて、そこからはリラックスしていました。心構えとして、アブダビの時（昨年12月のヤングドライバーテスト）に見つけた弱点、フィジカル面、特に首と体幹を鍛えることに集中しました。あとは家族や友達と会って楽しんで過ごしていました」

「メンタル面での備えというのはなくて。去年のF2開幕戦のように、ミスを恐れず攻めていきたいと思います」

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