「フェルスタッペンにとって良いチームメート」クルサード氏がレッドブル新加入ペレスの躍進に太鼓判｜F1

今季レッドブルに加わったセルジオ・ペレスについて、元F1ドライバーのデヴィッド・クルサード氏が「彼がレッドブルに来たことは大きなプラス」と説いている。

近年、ダニエル・リカルドが去った後、レッドブルにおいてマックス・フェルスタッペンの相棒はマシンコントロールに苦労してきた。ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボンはいずれも活躍できず、それぞれトロ・ロッソ（現アルファタウリ）、リザーブドライバーへの降格を余儀なくされている。

2021年からレッドブルは、レッドブルジュニアチームの若手ではなく、ベテランドライバーの“外様”であるペレスを呼び寄せた。開幕戦バーレーンGPでペレスは予選でQ2止まりとなり、11番グリッドを獲得。決勝ではフォーメーションラップで機器トラブルが発生し、事実上の最後尾となるピットレーンからのスタートを余儀なくされた。だがその後は安定したペースでラップを刻み、5番手まで浮上しフィニッシュチェッカーを受けている。

そんなペレスについてクルサード氏は『Giggo Sport』に対し「シーズンが進み、彼がマシンをよく知るようになれば、チェコ（ペレスの愛称）はもっと良くなると思う」と語った。

「チェコはレーシング・ポイント（現アストンマーティン）のこともよく知っているからね。グリッド上でも自分がどれだけ前進できているのかを把握しているはずだ」

「（開幕戦では）コクピット内が真っ暗な状況でも、彼は何をすべきかよく知っていて、その対処もとにかく落ち着いていた。彼に6カ月ほど時間を与えてみよう。時間があればもっと良くなるはずだ。フェルスタッペンにとって、とても良いチームメートだと思う」

元レッドブルのドライバーでもあるクルサード氏は、ペレスの能力を高く評価している模様。今季レッドブルは打倒メルセデスに向け、セカンドドライバーであるペレスの躍進が不可欠となる。