「角田裕毅は新たなフェルスタッペンか」オランダメディアが角田裕毅を特集｜F1

オランダのモータースポーツメディア『RacingNews365』が、2021年アルファタウリからF1デビューを果たす角田裕毅について、特集記事を展開した。

冒頭から「角田裕毅はいくつかの理由から“新たなマックス・フェルスタッペン”と呼ぶことができる」として、オランダの英雄であり、レッドブルのエースドライバーであるフェルスタッペンを例に挙げ、角田のキャリアに注目した。

「この若き日本人は、オランダ人ドライバーと肩を並べるにはまだまだかもしれないが、それでも両者には明らかな類似点が散見される。角田は持ち前の速さで絶賛されており、そのドライビングスタイルも高い評価を得ている。それは約7年ほど前のフェルスタッペンにも当てはまった」

「そしてレッドブルのジュニアプログラムがドライバーをF1へと導くうえで、ここまで迅速に機能したのは初めてのこと。角田は2019年のF3を1年で終え、2020年もF2を1シーズンのみで通過し、F1までたどり着いた。ピエール・ガスリーだってF1昇格までもっと多くのプロセス、時間を要している」

一方で記事では、角田の才能の芽が積まれていたかもしれなかった、過去の事案についても注目。角田本人がアルファタウリの公式メディアで語った言葉“2016年、鈴鹿サーキットレーシングスクールのフォーミュラ部門（SRS-Formulaアドバンス）のスカラシップ最終選考会で、3番手だったんです。その時に父とも話して、F4に行けなかったら諦めようとも思っていました。ですが、結果として中嶋悟さんがホンダに僕のことを推薦してくれて、F4でドライブすることができたんです”という言葉を引用。

「彼にとって、それはキャリア最悪の瞬間だったようだ。だが後にレッドブルのジュニアチームに属し、そこからさらなる成長を見せた。そのめぐり合わせがあったこそ、現在に至る歴史が続いている」

1997年生まれ、現在23歳のフェルスタッペンはレッドブルジュニアチームに2014年8月から在籍。2015年にトロ・ロッソ（現アルファタウリ）から17歳165日で史上最年少となるF1デビューを果たした（後にスーパーライセンス発給要件に明確な基準が設けられたため、17歳でのF1出走は事実上不可能となった）。翌2016年の第5戦スペインGPではレッドブル昇格初戦で、18歳227日でのF1初優勝。それ以降、オランダ人ドライバーはレッドブルのエースに君臨し、2020シーズン終了までにF1キャリア10勝を果たしている。

2021シーズンはアルファタウリからF1デビューすることが決まった角田裕毅。F3、F2をそれぞれ1年在籍でトップカテゴリーまで昇格した日本人ドライバーは、レッドブルジュニアチームの先輩でもあるフェルスタッペンの母国、オランダでも大きく注目されているようだ。

関連記事

• 【2020】F1ドライバーズ＆コンストラクターズランキングまとめ|F1
• 【2021】 F1カレンダー・日程｜放送・配信｜視聴方法｜DAZN番組表
• 【2021】F1コンストラクターズ＆ドライバーズのラインナップは？|F1

DAZNについて

DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。

● 【番組表】直近の注目コンテンツは？
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは？