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ベッテル、来季はメルセデスでハミルトンと組むシナリオも？スペイン紙「引退回避唯一の道」 | F1

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【F1 最新ニュース】フェラーリからの離脱が決定し、来季のシートが未定となっているベッテル。スペイン有力紙は、ベッテルがメルセデスに加わるシナリオについて考察している。

2020年のF1はまだ開幕GPを迎えることができていないが、早くも2021年に向けた移籍が大きな話題となっている。

5月12日、フェラーリはセバスチャン・ベッテルが今季限りでチームを去ることを公表。その2日後、フェラーリはマクラーレンのカルロス・サインツを2021年から迎え入れると明らかに。それと同じタイミングでマクラーレンは、ルノーのダニエル・リカルドが来季から加入すると公表している。

現時点でルノーの1シートは未定。この枠にはベッテル、もしくはフェルナンド・アロンソが収まるのではないかと大きく伝えられてきた。

だがスペイン『AS』は「ベッテルは勝てるチームへの移籍を望んでおり、メルセデスでルイス・ハミルトンと組むシナリオがあればそれを受け入れるだろう。実現しなければF1から去るしかない」と分析している。

「32歳のドイツ人は過去4度ワールドチャンピオンに輝いた。彼の才能、経験などあらゆる面においてトップドライバーであることに疑いの余地はないが、彼にとってルノーは理想の移籍先ではないだろう」

「彼は金銭面の条件を求めていない。勝つための道を選ぶのなら、退団したフェラーリを除けば古巣レッドブル、もしくはメルセデスの2択しかない。どちらもシートが空いていない現状ではあるが、後者のオプションは実現性がある」

「ドイツの自動車メーカーは、今後契約について考えることになるかもしれない。そのシナリオのうち一つは、ベッテルを迎え入れてハミルトンと組ませるということだ。ハミルトンはメルセデスにおいて不動の存在となっているが、（バルテリ）ボッタスではなくベッテルを迎え入れるプランもアイデアにあるだろう」

また、フォーミュラ1の元CEO、現F1名誉会長のバーニー・エクレストン氏のコメントを用いて「バーニーもベッテルについて“セブ（ベッテル）はハミルトンとの戦いを望んでいる”と語り、ベッテルのメルセデス行きに期待を寄せていた」と報じている。

記事では「4度の世界王者が引退を回避する唯一の道、それはメルセデスのシートに収まることだ。1988年にアイルトン・セナ＆アラン・プロストがマクラーレンで組んだように、トップドライバーがトップチームで強烈なライバル関係を見せたシーズンはいまだ、我々の記憶に強く刻まれている」と締めくくった。

果たしてベッテルは来季、どのチームと契約することになるのだろうか。メルセデスが2019年のドライバーズランキング2位、ボッタスに見切りをつける可能性は低いと見られるが、もし実現したらF1史上に残るサプライズとなりそうだ。

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