フェルスタッペンの母国、蘭メディアがアルボンの力不足を指摘「代役を起用するのなら…」| F1

レッドブルのセカンドドライバー、アレクサンダー・アルボンの力不足を指摘する声が相次いでいるが、マックス・フェルスタッペンの母国、オランダの専門メディアもアルボンに対して懐疑的な視線を向けている。

オランダ『Racingnews365』は「レッドブルでアルボンに代わる理想的なドライバーは？」という見出しで特集記事を展開した。

記事ではオランダ出身のレーシングドライバー、レンガー・ファン・デル・ザンデのインタビューを敢行し、専門家の見解を強調した。

「2019年、シーズン中にピエール・ガスリーはレッドブルからトロロッソ（当時）へと降格となり屈辱を味わった。だが現在、そのアルボンはフェルスタッペンから大きな屈辱を与えられている」

「アルボンはフェルスタッペンに大きく劣ることは明確。ある程度の競争力はあるし、ポイントを手にすることはできるかもしれない。だが、表彰台の頂点やチャンピオンシップを狙えるようなドライバーではない」

ファン・デル・ザンデは「その点で、もし代案として起用するとしたら、ニコ・ヒュルケンベルグが適任だろう。彼はガスリーやアルボンのような若いドライバーよりも豊富な経験を持っている。チームの競争力を高めるという意味でも、十分なスキルを備えていることはレーシング・ポイントでのスポット参戦で証明した」と、ドイツ人ドライバーの起用を提言した。

ヒュルケンベルグと言えば2020年のレギュラーシートを失ったものの、レーシングポイントのセルジオ・ペレスが新型コロナウイルスで病欠となった第4戦、第5戦の2戦でスポット参戦した。ヒュルケンベルグは第5戦で予選3番グリッドを獲得。ブランクを感じさせない速さを証明した。

今季第6戦終了時点でフェルスタッペンは95ポイントを獲得し、ポイントリーダーであるルイス・ハミルトンの132ポイントに次ぐ2位に付けている。一方でアルボンは40ポイントで4位シャルル・ルクレール（45）、5位ランス・ストロール（40）と競りながらも6位となっている。

フェルスタッペンがメルセデス勢と孤軍奮闘の戦いをしているが、アルボンの援護射撃がない状況に同情の声が相次いでいる。レッドブルはシーズン途中でレギュラードライバーの入れ替えを敢行するのか、その動向は今後も注目ポイントとなりそうだ。

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